JP2020039073(SHARP KK)
[0008] 本発明の一態様に係る端末装置は、基地局装置と通信する端末装置であって、チャネル状態情報(CSI)のレポート設定及びチャネル状態情報参照信号(CSI−RS)を受信する受信部と、前記CSIレポート設定及び前記CSI−RSに基づいて、CSIを求める測定部と、前記CSIを前記基地局装置に送信する送信部と、を備え、前記CSIレポート設定は、コードブック設定、及びレポート毎のCQI数を含み、前記コードブック設定がタイプ1コードブックを示し、前記レポート毎のCQI数が2の場合で、ランク指標(RI)が4以上の場合、2つのコードワードのチャネル品質指標(CQI)を求め、前記コードブック設定がタイプ2コードブックを示し、前記レポート毎のCQI数が2の場合で、ランク指標(RI)が2以上の場合、2つのコードワードのCQIを求め、前記タイプ1コードブック又はタイプ2コードブックで求めたプリコーディング行列指標(PMI)、前記RI、及び前記CQIを含む前記CSIを送信する。
[0128] また、好適な基地局装置の送信ビームを決定するために、所定のプリコーディング(ビームフォーミング)行列(ベクトル)の候補が規定されたコードブックが用いられる。基地局装置はCSI−RSを送信し、端末装置はコードブックの中から好適なプリコーディング(ビームフォーミング)行列を求め、PMIとして基地局装置に報告する。これにより、基地局装置は、端末装置にとって好適な送信ビーム方向を知ることができる。なお、コードブックにはアンテナポートを合成するプリコーディング(ビームフォーミング)行列と、アンテナポートを選択するプリコーディング(ビームフォーミング)行列がある。アンテナポートを選択するコードブックを用いる場合、基地局装置はアンテナポート毎に異なる送信ビーム方向を用いることができる。従って、端末装置がPMIとして好適なアンテナポートを報告すれば、基地局装置は好適な送信ビーム方向を知ることができる。なお、端末装置の好適な受信ビームは、CRIに関連付けられた受信ビーム方向でもよいし、再度好適な受信ビーム方向を決定しても良い。アンテナポートを選択するコードブックを用いる場合に、端末装置の好適な受信ビーム方向がCRIに関連付けられた受信ビーム方向とする場合、CSI−RSを受信する受信ビーム方向はCRIに関連付けられた受信ビーム方向で受信することが望ましい。なお、端末装置は、CRIに関連付けられた受信ビーム方向を用いる場合でも、PMIと受信ビーム方向を関連付けることができる。また、アンテナポートを選択するコードブックを用いる場合、各々のアンテナポートは異なる基地局装置(セル)から送信されても良い。この場合、端末装置がPMIを報告すれば、基地局装置はどの基地局装置(セル)との通信品質が好適かを知ることができる。なお、この場合、異なる基地局装置(セル)のアンテナポートはQCLではないとすることができる。
[0129]コードブックは、タイプ1コードブックとタイプ2コードブックに分類される。タイプ1コードブックは、プリコーディング(ビームフォーミング)行列(ベクトル)がテーブルに示される。タイプ2コードブックは、ベクトルの線形合成で表され、タイプ1コードブックよりも精度が高い。線形合成されるベクトルの最大数は上位層の信号で設定される。また、合成されるベクトルはタイプ1コードブックに含まれる。また、合成されるベクトルは互いに直交している。また、線形合成の重みは、ワイドバンド振幅係数、サブバンド振幅係数、サブバンド位相係数の3種類ある。なお、サブバンド振幅係数は上位層の信号でON/OFFが可能である。また、コードブックの設定情報はCSIのレポート設定に含まれる。コードブックの設定情報は、コードブックタイプなど、コードブックの設定情報が含まれる。コードブックタイプは、PMIを求めるコードブックが、タイプ1コードブックかタイプ2コードブックかを示す。なお、タイプ2コードブックがサポートしているRIは、タイプ1コードブックがサポートしているRIよりも小さい。例えば、タイプ1コードブックがサポートしているRIは最大8であり、タイプ2コードブックがサポートしているRIは最大2又は4である。