小さい頃から、鯉男会はいつも春に開催していました。ましてや当時は毎年のことだったので、この時期はいつも、つぼ合わせ、下浚い、衣装見、小道具、大道具の打ち合わせ、大道具も演舞場はオーダーで道具帳からだったし、座席も指定席なのでお弟子さんに平等に良い席、悪い席を振り分けていました。新作も作っていたしで当然両親は忙しく、祖父母もわさわさしています。従っておひな祭りなどやったことも無く、うっかりするとお雛様も出し損ねそうな時もあったくらいです。兄弟は弟一人なのでお雛様に興味もなく、申し訳程度にお雛様出して桃の花飾って、雛あられ買ってもらって、って所で終わり。
それで隣のミーちゃん家で遊んでました。下町では昔、親が忙しい時は近所が相手をしてくれたんですね。

