日本舞踊 西川鯉男 お稽古場

伝統芸能の日舞を楽しく学ぶお稽古場の雰囲気をお伝えしたいと思います。鯉絵の「独り言」も織り交ぜて、、、

清元流研究会が終わりました

2008-03-12 00:33:15 | 日本舞踊
上手く出来ても出来なくても終わるんです。もっと上手く成りたいなあ、、、
母と長男の鯉匠がいつものように来てくれました。この2人梅吉先生の「夕霧」を大絶賛してました。「芝居を見てるようだった」「一段が短く感じた」「音がいい」「ノリや運びが上手い」感動したそうです。私は自分のふがいなさに落ち込んで、折角の家元の演奏を舞台袖から聞けたのに、聞いていても集中できず勿体無いことでした。
実は前日の下浚いで、「浮かれ坊主」の演奏を聞いて。御免なさい、演奏に感動したとかではなく、亡くなった父を思い出しちゃったんです。大好きだった「浮かれ坊主」を元気に若々しく踊る父の姿が浮かんできて堪らなくなりました。お葬式の近辺は一通り泣いたけれど、一緒に住んでたわけじゃないので、亡くなったという実感が無かっただけに、自分に驚きました。「浮かれ坊主」は悲しい所など一つもない超お気楽な洒落た曲なのに、特に二上がりのとんびの辺りは声を上げて泣きたかったほどです。皆さんに分かったら恥ずかしいから花粉症の振りしときました。
コメント
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