かくして老人は低山で遭難する

2022-05-25 10:10:16 | 日記
5月25日 もう初夏というに相応しい気候となりました。

 5月14日土曜日 町内会役員会   5月22日日曜日 校区自治協議会総会とお役目をこなしつつ、

 5月15日 「毎月フルマラソン@石井樋」にお邪魔しました。まだまだ橘湾岸の疲れがのこっています。腸腰筋辺りが痛みが消えません。5周(10km)1時間20分くらいで終了。熊の川温泉チドリの湯にてゆっくりと浸かって疲労抜き。これが一番いい。佐賀の皆さん、ありがとうございました。

 5月21日土曜日 久住のミヤマキリシマが見たくなって、男池~平治に行こうかと思ったが現地は雨の予報。しかもyamap情報では、ミヤマキリシマは虫害が甚だしいらしい。わざわざ行ってがっかりするもなぁ、とやる気が出ない。では宝満三郡をゆっくり歩こうかとバス電車を乗り継いで出かける。

かまど神社、桜の青葉。百段雁木も懐かしい。


霞んではいるがいい眺めだ。

山頂にて。

三郡への縦走路へと入る。

1973(昭和48年)就職で福岡市に移住し、職場の新採用者研修の1コマとして宝満山に登らされたのが、初訪であった。じらい50年、折につけ歩き、幾度通ったであろうか。自宅~篠栗~若杉~三郡~宝満山~太宰府~自宅の50km超のトレーニングもやっている。地図は不要である(はずであった)。

ここ数年、身近な低山で老人の遭難死亡事故が散発している。ここ三郡縦走路、九千部山頂、油山登山路。え~っ、どうして?と思うようなところ。しかもルート上での足の踏み外し滑落、怪我型事故ではなく、道迷いが主因のもの。まさか、おのれに危険が迫るとは思ってもみなかった。

水場への下り道を過ぎて、何にも考えずに足が自ずと導いいてくれる、、感じで進む。あれっ、やけに落ち葉が多いなぁ、えらい下りだな、ぎゃぁ「←かまど 宇美新道→」のちいさな札が下がっている。あれっ、これはひょっとすると「ウサギ道」との分岐? 仏頂山、縦走路への分岐を見落としているのである。頭の中のメモリーは絶対消えていない。が、まさにその必要な瞬間にその場所で意識に浮かんでこなかったのである。ああああ、これかぁ、老人がキノコ狩り、タケノコ取りで道に迷うのは。


なんとなく「宇美新道」を下っている。今更、登り返して縦走路に戻る気にはならない。40年ほど前にやっぱり迷い込んで、瀧のほうへ下ったことを思い出した。
これは登ってくるのも大変だろうな、という荒れ道を下ると、

沢に突き当たって道が消えた。水路橋(?)がある。これを通れと?

目を凝らすと対岸に踏み分けがある。その先に林道があった。


面白くもなんともない林道を下って、昭和の森公園らしきところに出る。公設トイレは立派で綺麗だった。デイキャンプのグループが数組。

「障子岳バス停」に着くと、バスまで20分待ち。ラッキーなほうだ。昼飯用のおにぎりを食べながら待つ。



天神の中央郵便局前で、乗り換え、自宅方面へ。

yamapの登山保険の契約をしたばかりであった。もう、使うのかな、いやですね。唯一の収穫。橘湾岸の後遺症はなく、単なる筋肉疲労であったことが確認できた。

「橘湾岸」(秋)の要項発表される。走ろうかな、という気になるが、どうやって練習時間をひねり出すか、大問題です。73歳の爺さんが、なんでそんなに忙しいの?と思ってあるでしょう⁉