ビニールポットで「ソラマメの苗作り」を行っていたが、そこそこ大きくなって来たようだ。根も十分張ってるように思えるので、正規の畝に移植することにした。予定地は耕耘作業を行って元肥をすき込み、高畝状態としている。ソラマメの特徴に鑑みて、細いけど横棒も設えている。何せ茎丈が1メートルにも達するので、支柱と言うほどでは無いが突っ支い棒が必要なのだ。支えが無いと倒伏しやすい。それと生育途中で「土寄せ」が必要なので、畝の中央部を少し掘り下げている。溝の中に植え込むようなスタイルかな。
種マメは2袋、数量にして23粒入っていた。発育結果を見ると20粒が苗となっており、3粒がマメのままの状態だった。発芽率86.9%、まあまあの状況かな。一般的な野菜の発芽率が80~85%程度だから、良しとしよう。不良だった3粒のひとつを引き抜いてみた。根は出てるようだが上部へと伸びる芽が出てなかったようだ。何らかの事情で成長出来なかった模様。無論、発芽した20粒も発育結果については多少の差異があり、やはり個体差が存在するようだ。資質の差は承認せざるを得ないだろう。
移植作業は簡単なもので、ミニスコップでポット苗を定着させるだけ、短時間でOKだ。苗をポットから抜き出すと、根が伸びすぎるほどでポットの底にグルグル巻きになっていた。ポットでは窮屈すぎる状態で、早めに移植して正解なようだ。畝は1列、畝長に余裕があるので株間は30センチほど空けた。空間がありすぎだが、日照と通風に余裕を持たせたつもりだ。大きな力が加わる訳でもないので、横棒は細めで十分だろう。
かくして移植作業は短時間で完了した。これから冬越しをして、収穫可能となるのが5月頃だろうか。スナップエンドウの次の出番ぐらいかな。用途はビールのお供だろうか。春先から初夏にかけては豆類の収穫が続いていく、楽しみな季節でもある。