木漏れ日の雑木林

金剛山の西山麓で里山の保全活動を行っています。自称若者集団ですが、実態は?

キャベツ軍団

2022年11月02日 05時19分35秒 | 耕作放棄地

大量に「キャベツ」を植え込んでいる仲間がいる。若き挑戦者であるO氏だが、数量から見てどうやら出荷用みたいな印象だ。キャベツなど、シーズン中数個もあれば十分だろう。彼は、我々にしたら珍しい品目を栽培するので有名なんだが、今回は一般的な品目のキャベツのようだ。どうやら蝶が消え去るのを待っていたらしく、「アオムシ被害」を農薬では無く環境変化で乗り切る算段の模様。そういえば、最近は蝶の姿を皆目見なくなった。世代交代の役目を終え、黄泉路の世界へと旅だったのだろうか。アブラナ科に属する野菜全般にいえることだが、アオムシの襲撃が甚だしい。夏場など最悪で、一寸早めにハクサイやキャベツなどを植え付けると、農薬無しでは済まない状況に陥ってしまう。

彼は見計らっていたようで、蝶の消え去る時期を読んで種蒔きしていたようだ。数量から見て、苗の購入では無く種蒔きして育てたものだろう。畝は「荒起こし」のままの状態だが、野性味を帯びたキャベツを育てる意向のようかな。二足、三足の草鞋を履く彼のことだから、十分な時間が取れないのだろう。最少の時間で最大の効果を狙っているのかも。ともあれ大量のキャベツが立ち並ぶ姿は見応えがある。後は無事に育ってくれて、狙った収益を上げてくれたら万々歳かな。

子狸もキャベツを植え込んではいるが、数量にして10本ほど。ほんまの自家用のみだ。植え付けが多少早かったので、アオムシ被害も少しは見られる。キャベツの成長には、ザッと見て120日前後かかるので、真冬が収穫期だろう。丁度大寒の頃かと思えるので、引き締まった甘めのキャベツが出来上がるのでは・・・・・そう予測してるのだが。

キャベツは販売しても1個100円から200円程度かな、生育の手間暇とコストを考えたら、収益が生じるのかどうかは疑問だが、彼の挑戦を見守っていこうと思っている。高齢者の批判や疑問よりも、若き挑戦者達の失敗の積み重ねの方が、可能性は高いのかも知れない。失敗の自由が確保されるのは貴重な環境だろう、挑戦を続けて欲しいものだ。

 

コメント
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