季節はもはや晩秋と言うより初冬に入るだろう。各地からの紅葉のニュースで賑わったが、はや、降雪の便りとなった模様だ。農園には遅まきの紅葉が訪れたとみえ、薄く色づいてきた。農園付近は推定で標高150メートル程度、村内では低地の部類に属するだろう。ちなみに最も高いところは標高1000メートル前後、但し金剛山の頂部付近でいわゆる山の中だ。人が住む集落を基準とすれば、標高500メートル前後の「千早地区」が村内で最も高所地帯となるだろうか。朝晩の冷え込みもかなりきつい集落かと思える。この地にある駐車場には随分とお世話になった。金剛登山に熱中していた頃は、日参していたものだ。
さて農園付近だが、周囲を小さな森に囲まれているのはご存じかと思う。村内の特徴でもあるのだが、落葉広葉樹は少なく大半が常緑針葉樹の森だ。従って紅葉にはかなり不利な条件で、色鮮やかとなる箇所は至って少ない。農園周辺も黄色く色づく程度、鮮やかな赤色などは見られ無いのだ。それでも微かに色づいてくると、季節の巡り合わせを実感させられる。農作業の手を休め、しばしの季節感に浸ることも少なく無い。
周辺の森を画像でご紹介しようかと思う。森というよりヤブと感じられる御仁も多いかと。標高が低いこと、寒暖の差が少ないこと、樹種が偏っていること、等々もあって色合いが鮮やかで無いのは上述の如し。それでも秋色をみられるのは嬉しいものだ。
周辺の森は段差によって区切られたり、崖地となった部分が大半だ。従って秋色の森の中を散策するといった楽しみとは無縁だ。あくまでも遠目に眺める程度、小さな森の散歩道・・・・・といった風情は無い。残念だが置かれた環境下で楽しむしか無いだろう。仲間達も思い思いに楽しんでる模様、作業の手が止まるのも屡々だ。
こうした秋色の季節もここしばらくの間、まもなく冬将軍の到来だ。地域柄、降雪は少ないが寒波は激しい。防寒具の準備も必要となってくるだろう。大阪湾から吹き寄せる西風は冷たく寒い、暖かく防寒しての作業準備が必要かと。寒いから、作業が少ないから・・・・・・サボる口実はいくらでも見つかるが、ご本人の決意次第、意思あれば道ありで己に打ち勝つ尽力が必要かとも。