木漏れ日の雑木林

金剛山の西山麓で里山の保全活動を行っています。自称若者集団ですが、実態は?

彼らも捕まった?

2022年11月28日 05時26分34秒 | 耕作放棄地

「大御所の道楽」は相変わらず続いているようだ。本日も一組の親子が捕まったようで、気の毒にも(?)農園へと誘われた様子。土まみれになりながらもイモ掘りを実践しておられた。かってご紹介したかと思うが、観光で来村の人々を捕捉し、「イモ掘り体験」と称してサトイモ掘りを経験してもらい、農業や山村への関心と興味を深めてもらう・・・・・・のが大御所の趣味なのだ。日々、犠牲者が絶えることなく、何組かのグループが掴まってる模様で、本日はかの親子のようだ。

最も拒否する自由はあるので、応じる方はそれなりに興味をお持ちなんだろう。該当の親子も、聞いてみれば田舎暮らしに関心があって、手頃な物件と環境が入手出来ないかと探し回っておられるとか何とか。堺市内からおいでの模様だ。最近は都市部を脱出する人々も少なく無く、地方への移住と生活というか生き方の変貌が見られるそうな。閉塞感漂う社会環境の中で息苦しさを感じておられるのだろう。同調圧力の強い我が国では、個人の自由な生き方は多くの制約を受けやすい。新天地を求める方々が、農業への興味と関心を深められるのもある意味理解できるかと。但し、便利で快適な生活とは多少縁遠いので、過大な期待を持たれないようにと忠告しておきましょう。

大御所の手助けもあってか、一株のサトイモが掘り上がったようだ。多くの子イモがついており、夕餉の食卓には間に合うのかと。親子も土まみれとなりながらも喜んでおられた。大学生かと思える息子氏にとっても貴重な体験だった模様で、にこやかな笑顔が印象的だった。農業生活も選択肢の中に組み込まれたのかも知れない。大御所の狙いは的中なのかな。

冬場とあって鍋料理や汁物が好評な季節のようだ。サトイモの利用価値は高い。一株分あれば、一軒の家族であると数日は利用可能だろう。暖かい食事を囲みながら、村の生活にも思いを馳せてもらえたらと願っている。サトイモの栽培は既に縄文時代にも始まっていた模様で、いわば日本人にとってのソウルフードとも言えるかも。ご先祖様達が永遠と続けて来られた「サトイモ栽培」、生き方の変革へと繋がる起爆剤となってくれれば望外の幸せなのかも。大御所のしたり顔が覗かれるようだ。

 

 

 

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