農園は冬野菜の収穫もボチボチ始まった模様で、どちらかと言うと「農閑期」に近い状態だ。従って作業も少なく、どことなくのんびりした雰囲気が漂っている。こうした中で、耕耘作業や畝作りを施した一角が存在する。今頃植え付けるような苗や種蒔きするものも無いはずなんだがなあ・・・・・・・と思案して、フト思いついたのがジャガイモのこと。但し、ジャガイモはご存じのように年明けから「芽出し作業」にはいり、植え付けは早くとも2月の中旬のはず。それにしても気が早いのではとの思いもあるが、他に該当するような野菜類も見当たらない。ジャガイモの準備だろうと想定しておこう。
まずは長老の準備畑、畝作りが終わって元肥だろうか、石灰と米ぬかが散布されているようだ。彼の場合、苦土石灰の使用のようでセオリーどおり2週間以上の待機期間を確保している模様。画像でもお解りのように、直線状の綺麗な畝だ。畝高も30センチ近くあり、十分な高さが確保されている。水はけもうまく機能するだろう。彼はクワ1本で、かような見事な畝を作り上げる。畑の魔術師みたいな存在だ。真似をして同様な畝作りにチャレンジするのだが、相も変わらず曲線状の形状で不十分な高さにしかならない。
引き続いて眺めるのはトルコ人のお兄ちゃんの畑、作業の時間帯や出動日が異なるのか滅多に遭遇しないが、綺麗に手当されてるようだ。遠路はるばると畑作りに来訪したとも思えぬが、趣味の領域なのかも。以前、スナップエンドウが大量に出来すぎて彼に声がけしたら喜んで収穫していた。フィリピン人のお姉さん共々摘み取りに必死だった。仲間に分けるとかで、米袋一杯のエンドウを持ち帰っていたっけ。ジャガイモやタマネギだと手間暇が少ないので重宝するのだろう。
最後にご登場頂くのは、通称「校長先生」の畑、正味の校長先生なのかどうかは存じないが、便宜上そう呼ばれている。彼はサツマイモを長い間未収穫のまま放置していたが、どうやら掘りあげた模様だ。畝は掘りあげたままの状態のようで、荒起こしの形状かな。何かを植え付けようにも、新たな畝作りから始めねばならない。ジャガイモだと想定すれば、時間的には十分間に合うだろう。連作障害も生じないはずだ。彼は大阪市内からの遠距離通勤組で、時間条件が厳しいのだろう。手間暇の掛かりにくい作物を選択するのは、上述のトルコ人のお兄ちゃんと同様かな。
かくして三者三様だが、着々と「ジャガイモの植え付け準備(?)」が進行中のようだ。お前さんはどうなんだ・・・・・との疑問の声が発動されそうだが、準備はしてないが該当畝は確保中とお答えしておきましょう。子狸にとってもジャガイモは必需品、ある程度の備蓄が可能なのでタマネギともども毎年栽培する予定です。