今回の主人公は、例の若き挑戦者O氏である。又、何かやらかしたん・・・・・と期待される向きも無きにしも非ずかも知れないが、そう良い意味でやらかしたのだ。一般に農園活動といえば、葉物や果菜類或いは根菜類等の栽培を行うものだ。花卉栽培や果樹の育成などは例外的な存在だろう。そうした環境の中に、いきなり「ミント栽培」なる手法を持ち込んだのだ。自家用なのか、出荷する気なのか、今のところ意図は不明だが、何やら企んでいるらしい。
子狸にとってミントやハーブといった分野は門外漢だった。栽培しようとの発想すらなかったのだ。そうした意味では、いわゆる子狸の常識をぶち破るような存在の彼の行動には刮目させられる。成功するか否かは別個の問題なのだ。一般に、若者の挑戦は「異端行動」と思われがちだが、新たな視点の提供とも言え、面白い一面が存在することは確かだろう。驚きと共にヒヤヒヤ出来るような側面もあってか、不思議と楽しめる。
正直、ミントを如何に活用するのか想像もつかないが、一般的には料理や菓子の香りづけに利用されるようだ。ミントがシソの仲間達だとはついぞ知らなかった。分類的にはシソ科ハッカ属に所属するようだ。麺料理やスープにも利用されるようで、食用以外にも香料や医療用にも活用されるのだそうな。
苗を育てたのか、何処かで入手したのか不明だが、何本かを持参していた。畝の中程に植え込んだのだが、どのような栽培となるのか手法を見学していこうかと思っている。栽培物のミントなど初めての遭遇、何とも面白い展開となりそうだ。他の仲間達がどのような反応を示すのか興味津々、別の楽しみも出来た模様だ。ともあれ、毎回意表を突くような行動を取る彼の活動、今年も賑やかな展開となりそうだ。