木漏れ日の雑木林

金剛山の西山麓で里山の保全活動を行っています。自称若者集団ですが、実態は?

サクラの開花は

2023年02月24日 05時44分55秒 | 余話

毎度のことだが、サクラの開花に遭遇すると何故かホッと安心する。今年も眺めることが出来た、たったそれだけの事が無性に嬉しく有り難くなってくるのだ。思えばサクラの開花と日本人の死生観とは根底において繋がっているのかも知れない。花=サクラ、と言われるのも日本人独特な感性かと思っている。それはともかく、今年もそうした時期が近づいてきた。予報では例年よりも早まりそうとの見通し。当地では4月の上旬開花が多いので、今年は3月末の開花予想であろうか。

私宅の近辺には小規模ながらサクラ並木が存在する。道路の界隈に何本かが立ち並び、斜面の土手がサクラの樹林帯となっている。毎年見事な開花を見せてくれ、わざわざサクラ見物に出かける必要性は無い。多くの方々がゴザを広げミニ宴会を開催されるのは何時もの如し、眺めていても楽しいものだ。平和な一時であろう。

サクラ並木を歩いてみた。まだ裸の樹は寒々として開花の兆しは皆目見られ無い。これがあと1ヶ月もすれば芽吹いて見事な開花を見せるとは、一寸想像しがたいのだが、季節の巡りは変わりなく進行中なんだろう。小枝の枝先を覗いて見たが、まだ花芽すら出現して無かった。開花すれば、花期は僅か1週間程度、儚く散っていく。その散り際が叉日本人の感性を刺激するのだろう。「花は桜木、人は武士」なる箴言が生き残っているのも、日本人独特な生き様なのかもしれない。最もサムライの存在は消えてしまった模様だが。

今週末は冷え込み、週明けは暖冬気味・・・・・とか。サクラの樹木では解りづらいが、三寒四温を繰り返しながら春は確実に近づいているようです。そろそろジャガイモも植え時かも。春めいた暖かい日に植え込みましょうか。「サクラ咲く」、受験生への電文だったが今も存在するのだろうか。

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする