ジャガイモの発芽作業を進めてきたが、ある程度順調に進行してるようだ。そこで次なる作業である、イモのカットに望むことにした。種イモの作成だ。基本線として、種イモのサイズが凡そ50グラム前後を目安としている。購入した種芋候補生は大小様々、従って100グラム以上とも成るような大きめなイモはカットする必要があるのだ。数量の確保といった見合いもアリかな。割り方は2分割で3分割以上には割らないようにしている。カット面が多すぎて表面積が増えると水気を誘いやすいと思えるからだ。水気は腐敗の原因、極力避けたい。
割り方は頂部を基準として縦分割にしている。留意するのが発芽した芽の数だ。2分割したどちらのイモにも最低2~3個の芽が存在するように配慮して割っている。1個の芽でも成長しないことは無いが、保険を掛けておく方が無難だろう。カットが終了すると数日間のあいだ日陰で乾燥させる。カット面に膜を張らせて防水機能を持たせるためだ。この際、草木灰を使用してカット面に塗り、カット直後に埋設する手法もあるが子狸は避けている。草木灰そのものが水気を呼び込む作用をするように思うからだ。ジャガイモは水気を嫌うこと甚だしい。極力避ける方が望ましいだろう。
乾燥期間は数日間と書いたが、2~3日から長くても4~5日で止めるべきだろう。長すぎると種芋のカット面から水分が抜けシワシワとなって発育機能が衰えるようだ。水分は保持しておきたいが、水気は避けたい。何ともややこしいが、ジャガイモの欲求に合わせてやるべきだろう。
下準備は出来上がった。乾燥を待って植え付けを行いたいが、注意するのが気象条件。出来れば気温が上昇気味な時に植え付けたい。当地ではマレにだが3月上旬頃に降雪となることがあるのだ。降雪で無くとも霜の発生も予測される。霜や降雪は避ける方が望ましいのは当然だろう。作物も暖かい方が育ちやすいのは人間様と同じ事、寒さは禁物ですぞ。