木漏れ日の雑木林

金剛山の西山麓で里山の保全活動を行っています。自称若者集団ですが、実態は?

歌声は高らかに

2023年02月09日 05時46分14秒 | 余話

仲間の「千早の忍者」氏が二足の草鞋組だとはご紹介しているかと思うが、定例の「老人ホーム巡り」以外にも、「発表会」というか「歌声サークル」とでも言うのか、折々の演奏・合唱の機会を設けている。このたびそうした場があって、お呼ばれもあり参加してみた。とあるホールを使っての開幕で、参列者は凡そ100名程度、例によって爺様、婆様の年代層かな。演目もこうした視聴者を想定したようで、懐かしのメロディーといった曲目が多い。本日は一部がミュージカル、二部が演奏と合唱といった演出のようだ。

ミュージカルは正直シナリオが良く理解できなかったのだが、演技が吉本の新喜劇風で、千早の忍者氏の出演もあり、田舎歌舞伎を見ているような趣で結構楽しめた。最も感想を述べるのは簡単でも、シナリオ作成や演出それに舞台稽古など大変な苦労があったモノだと推察する。司会者も2年半のコロナ禍の成果ですわ・・・・・と紹介されていた。各位が私生活や仕事それに日常の用事など、多くの制約の中で練習を重ねられたのだろう。実践するだけでもすごいこと、根底には他人様を喜ばせたい・・・・・との想いがこもっているのだろうと思う。

二部が本日のメイン演目、いわゆる歌声喫茶的な演出だ。ヴォーカルのお二人をリード役として、参列者の出演をも誘いながら合唱が続いていく。選ばれた曲目は、少年時代・戦争は知らない・風雪流れ旅・百万本のバラ・リンゴ村から・・・・・等々。一覧されて、俺の青春時代、と思われた高齢者の方々も多いかなと。時代は昭和の40年代位だろうか。

とりわけ百万本のバラには懐かしい思い出が。ご存じだろうが加藤登紀子の持ち歌である。東大生の歌手として一躍注目を集めたが、それはともかく独特な歌声には定評があり、のめり込む者も多かった。琵琶湖周航の歌、知床旅情、ひとり寝の子守歌、等々ヒット曲が続いたのはご承知のとおり。そうした彼女も、もう後期高齢者となられたのではあるまいか。

その後も懐かしのメロディーが続き、参列者も浸りきっておられたようだ。それにしても多大な時間を使いながら、多くの人々を喜ばせる活動を展開されるNICEの方々に、エールを送りたいと思う。考えてはいてもなかなか実行出来ないのが人間の常、吹っ切れた行動力と実践活動に敬意を呈したい・・・・・・・と思ってます。

 

 

 

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