木漏れ日の雑木林

金剛山の西山麓で里山の保全活動を行っています。自称若者集団ですが、実態は?

籾殻のすき込み

2023年02月21日 06時08分05秒 | 耕作放棄地

農閑期とあって結構隙間の時間が存在する。専ら雑草の草抜きに専念してるのだが、もう一つの作業も存在する。それは耕土の耕耘であり籾殻のすき込みでもある。作物の出来が土壌の状態によって大きく異なるのはご存じのとおり、別の表現をすると「作物の好きな土壌環境」を作ってあげるのが前提条件だろう。よく言われる事だが、「酸性・アルカリ性の相違」或いは「水はけ」の問題や「有機質の状態」それに「土壌の柔らかさ」等々。耕作者によって或いは地域等によって手法は異なるかと思うが、子狸の事例で言うと、石灰の採用や高畝の構築或いは籾殻のすき込みにミニ耕耘機の活用等で対応している。

時間に余裕がある農閑期には打って付けの作業かも知れない。我々の農環境は過去の経緯もあってか、面では無く畝単位での分割担当だ。従って、子狸の畝+仲間達の畝+子狸の畝・・・・・といった状況も見られ、大きめな農具は使いづらい。専ら手道具やミニ耕耘機の活用とあいなってくる。仲間達と談笑しながらの作業となるので、それはそれでメリットもあるのだが、効率性は今一だろう。交換分合を行ったらとのご意見もあるだろうが、これはこれで難しいのだ。

最近よく行う作業が「籾殻のすき込み」、ご存じかと思うが土中に有機質が存在しないと作物の生育が芳しく無い。程よく有機質を含んだ柔らかめの土壌が野菜達はお好みな模様で、良く育ってくれる。そこらを見込んでせっせと籾殻のすき込みと耕耘作業とを行っているのだ。まだまだ寒波の影響は強いようで、座り込んでの雑草の抜き取りよりも、ミニ耕耘機を動かして歩き回ってる方が体調にもよろしいかと。こうも寒いとなかなか1日1万歩・・・・とはいかないようで、歩き足りないので協力散歩するようにはしている。当地には渡り鳥の飛来は少ないので歩く楽しみは半減するのだが。

籾殻だが、可能ならば炭化させて燻炭とする方が望ましいだろう。炭化には時間を要するし火の番も必要だ。場所と時間の問題もあってか子狸の場合は困難だが、条件がそろう方は是非に挑戦された方がよろしいかと。籾殻は無料で入手出来ますし、何よりも耕地由来の自然界の産物、環境破壊には繋がらないので安心して使用可能な資材かと。かくして地域内の循環活動は少しずつ進行中かな。

 

 

 

 

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする