マメ科の栽培だが、通例は容易くて技術的に悩むことも少ない。病気や害虫等も少なめだろう。だが仲間達は困難に直面している。原因物は「枝豆」だ。結論を先に申し上げると、栽培不能というか、皆目実が付かないのだ。葉や茎は正常に育ち、外観上は何の異変も無い。害虫や鳥たちの襲撃も考えられない。摩訶不思議としか言いようが無いのだが、原因は何だろうか。
ネットニュースによると、東北の豆農家でも同様事情が発生しているらしく、とある農家の主は、夏が異常に暑かったせいでは・・・・・・と推測しておられた。確かに熱帯夜とも言えるような気温の日々が続いたが、まさか枝豆の結実に影響が出ようとは。無論、農家主の発言が正当かどうかは不明だ。
農園では「大御所」と「長老」のお二人が栽培にチャレンジ中だ。現象は同様で、お二人の畑を覗いてみたが、状況は全く一緒だった。しかも大変な事に、同様状況はここ数年継続していることだ。お二人とも、数年の間枝豆の賞味が叶わず、不毛な栽培が続いている。例の「百姓候補生」氏も昨年は栽培にチャレンジしたのだが、結果は一緒だった。今年は早めに見切ったようで、栽培中止だ。
重度の連作障害では・・・・・との懸念も無きにしも非ずだが、お二人とも警戒して多少なりとも場所替えしての栽培だ。同様手法を取っている他のマメ科野菜はごく普通に収穫にまで至っている。影響が出てるのは枝豆だけ。若しも気象異変だと仮定しても、枝豆だけを選んで集中的に影響を及ぼすのだろうか。まさかそんな器用な真似は、お天道様でも為さるまい。
対象の枝豆は「晩生」のタイプ、いわゆる夏に種蒔き、秋に収穫の品種だ。既に季節は11月の中旬、収穫は完了してても可笑しくない。現場は画像のとおりで、「枝豆が見あたら無い枝豆畑」が広がっている。お二人とも諦めの心境かな。撤去する気分でも無さそうだ。ネット情報にも当たってみたが、現時点では原因の解明には至って無い。