農作業を行う方々にとって「害虫対策」は難解な分野だろう。多くは「農薬」を使用する事で害虫を抹殺する・・・・・・と言った手段が取られる。とりわけ商品作物を栽培する場合など、そうせざるを得ないのだろう。だが自家用の栽培の場合、選択の余地がある。農薬使用に悩ましい人々は、無農薬栽培や何らかの別途手段の開発など種々工夫しておられるようだ。子狸の場合は既述したかと思うが、限定的に農薬を使用するタイプ、結構害虫にはやられっぱなしと言った状態だ。そこで例の「百姓候補生」氏から提言があった。ネット情報らしいが、農薬では無く「防虫忌避剤」を作って対応してみたら・・・・・との内容だった。
<忌避剤の製造装置・・・・大型の瓶です>
材料は「米酢」と「鷹の爪」と「ニンニク」の3種、何れも自然物で危険性のある物では無い。件のネット情報も探したら出てきた。具体的にはネット情報の元ソースに当たって戴きたいが、簡単に表現すると鷹の爪とニンニクの成分が米酢と混じり合うことで虫達が嫌いな分泌物が発散されるようだ。殺虫剤では無くあくまでも忌避剤なので、虫達は退散するだけらしい。
<米酢>
これなら農薬否定派の方々も躊躇無く使用できるのではなかろうか。どの程度の効能があるのか見物だが、物は試し、作ってみようかとチャレンジする事に。大きめな容器を準備し、材料をセットする。鷹の爪に切れ目を入れ、ニンニクは軽く押しつぶし、米酢に投入。攪拌して1~2ヶ月寝かせるそうな。出来上がった原液を100倍~300倍程度に希釈して噴霧器で散布・・・・・・と言った手法らしい。問題は害虫たちが死滅するのでは無く退散するだけだから、「再度の訪問」と言った強引なセールスマン氏の傾向はあるかも知れない。
<鷹の爪>
<ニンニク>
尚、材料の分量だが、使用したのは米酢が500cc、鷹の爪が10本程度、ニンニクは鱗片で3~4個、でした。狙いどおり虫達が退散してくれたら万々歳ですが。正月頃には利用可能でしょうから、追って叉レポートさせて戴きます。
<完成予定の原液>