木漏れ日の雑木林

金剛山の西山麓で里山の保全活動を行っています。自称若者集団ですが、実態は?

エンドウの下準備

2023年11月12日 05時22分06秒 | 耕作放棄地

エンドウの種蒔きシーズンとなってきた。年内最後の植え付けである、「タマネギ」と「エンドウ」の季節が到来したのだ。タマネギはさておいて、今回はエンドウの準備作業について取り上げてみようと思う。エンドウはご存じだろうが「冬越しの野菜」である。11月に播種し、冬場を超して翌年5月頃の収穫だ。従って冬場を乗り切る工夫が必要で、ビニールトンネルまでは要求されないが、霜や雪には要注意だ。何よりも寒冷期を幼苗の状態で過ごすので、多少は保温対策を考慮したい。

まずもって最初の仕事は畝立て、つまりエンドウが成長する住環境の整備だ。高畝として土壌改良材や元肥を投入した。寒冷期用として籾殻を敷き詰めるのも忘れない。種蒔きは未だ未実施だが、下準備が進行中だ。設備としては支柱の設置とネット張り、エンドウのツルが伸びると結構重くなるのである程度の強靱化は必要だ。それと留意したいのが、横への膨らみ。ツルが大きくなると、上へ伸びると共に横へも張り出すのだ。ビニールテープで押さえ込むのだが、通路を広めに取っておくのも必要だ。

畝は長さ16メートル、幅50センチ程のを用意した。長すぎるのでは、との疑問もあるだろうが、実は2種類のエンドウ用なのだ。「スナップエンドウ」と「実エンドウ」、それぞれ半分づつで各8メートルの畝長だ。これでも多すぎると驚愕する仲間達がいるのだが、何とも。便利な面はネットが1個で済むので、省力化とコスト安が期待できるところ。ネットは18センチ升目で18メートルの長さの物を購入している。

当地では1月下旬から2月の上旬頃、つまり大寒の時期が一番寒い。この時期を高さ15センチ程度の幼苗で乗り切るのを狙っている。逆算すると11月中旬から下旬頃の種蒔きが望ましい。既に種は購入してるので、ネットを張り終わったら播種に掛かる予定だ。

そうそう、師匠から頂戴した稲藁が残っていました。実はこれがエンドウの格好の保温材となります。高さ15センチ程度のエンドウの幼苗に稲藁を添わせてあげる、すると丁度の高さで幼苗が隠れます。少々の寒風や雪害には防護壁となってくれます。身近で手軽な保温材、電気代の心配も必要ありません。使用後の腐った藁は土中にすき込んでしまえばOK,何とも有効な資材です。

 

 

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