お天気に恵まれ農園へと出動した。朝早めの時間帯とあってか、少々肌寒い。風は無く太陽は照りつけてるので、肌寒さも多少は柔らぐようだ。ふと何気なくの雰囲気に誘われ、空を見上げると真っ青な「蒼空」が広がっている。雲一つ無い、文字通りの快晴だ。運が良ければ空自の戦闘機が飛行機雲をたなびかせるのだが、本日はお出ましは無いようだ。澄み渡った蒼空に心惹かれ、パノラマ風に撮影してみた。360度、何処を向いても同じ色が広がっている。
やはり雨上がりの快晴という事が大きく影響しているのだろう。空気中の塵芥がそぎ落とされ、地球本来の色合いを醸し出したのでは・・・・と、想像している。滅多に見られ無い光景だ。本日出動無き仲間達は大きな損失だろうな、気の毒な。農園作業は野菜の栽培がメインだが、こうした副次的な恩恵に時により恵まれることも。
季節は既に晩秋に入ったかと思われるが、農園界隈では未だ紅葉の姿は見られ無い。紅葉と蒼空とは格別のマッチングかと思うのに、残念だ。千早赤阪村は都市部に近い山村とあってか、落葉広葉樹の森は少ない。換金機能を求めて針葉樹林、取り分け杉や檜の畑と化してしまったのだ。常緑針葉樹の森が悪いわけでは無いが、日本昔話のイメージとは程遠くなって寂しい限りだ。紅葉した落ち葉の中でタヌ公達が腹鼓を鳴らしているような光景が理想像なのだが。
話が横道に逸れました。主題は蒼空、それも澄み切った蒼空ですね。お天気と条件とに恵まれない限り、遭遇出来ない環境です。本日は偶然のチャンスに恵まれたようです。周囲360度、何処を見渡しても真っ青な「蒼の世界」、年に数回でもいいから巡り会いたいものです。農園作業を続けていると、こうした特別な幸福感に満たされることもあり得ます。「書を捨てよ野に出よう」(?)・・・・・・・とかの、キャッチコピーがあったようにも思えますが、乗ってみませんか。