新年最初の作業日とあってか、張り切って出動した。たいした作業がある訳でも無いが、耕地を眺めずにはおられないのだろう。よく言う貧乏性の典型なのかも知れない。それはまあ良しとして、天気は快晴、気温は十数度、風も無く人影も少なく・・・・・どうして仲間達は農作業に出向かないのかと不思議な心境だ。最初の仕事始めとして、水タンクへの補充に取り掛かった。年末に収穫物の洗い物で大量に消費したのだ。ポンプをセッティングしていたら長老のお出まし、本年最初の遭遇だ。どうやら収穫への取り組みらしい。
年賀のご挨拶と共に話題となるのは、地震と航空事故、あまりにも過激な幕開けだった。地震は自然災害としても航空事故はどうやらヒューマンエラーの可能性が高いようだ。詳細は今後の究明によるが、人間だからミスはありうるとの見解も代償の大きさに霞んでしまうだろう。農作業といえどもミスによる失敗はあり得る話だ、心して注意しないと。師匠の言葉、百姓は毎日が1年生よ・・・・・・・。
さて水タンクへの補充も無事に終わり、最少限度の収穫も終える事が出来た。長老を眺めると、ダイコンやニンジンをせっせと洗い物中、上述のように本日はポカポカ陽気で水洗いも苦にならないようだ。一説では3月下旬の気候だそうな。俗に言う小春日和という奴。ポカポカなので着用していたジャンバーも脱ぎ捨てた。
時間もあるので某かの作業をとも思ったが、取り立てて着手するべきものも見当たらない。春植え付けの準備を進めても良いが、何分早すぎるだろう。と言うことで、しばらく農園を散策して帰路につくことに。長老は収穫を続ける様子、そういえば年末に収穫した野菜類は既に消費済みだろう。被災地の人々のように食糧危機に近い状態で無い事が、何と有り難いことか。