木漏れ日の雑木林

金剛山の西山麓で里山の保全活動を行っています。自称若者集団ですが、実態は?

竹製階段の修復

2024年01月20日 05時17分07秒 | 耕作放棄地

形ある物は何れ壊れていくのが定めだが、利用者は困り果てる。「再建」や「修復」が要求されるからだ。農園の周囲にも小さな森が広がり、森への出入りには数メートルの高低差を克服する必要がある。我々が取った手段が階段の構築、しかも現地資材を活用しての竹製だ。長年使ってきたのだが、彼方此方に傷みが生じ危険となってきた。当然ながら修復の必要性となり、及ばずながら補修作業を手掛けることに。昨年は百姓候補生氏の応援を求め、二人掛かりで補修したのだが今は農閑期、ヒマでもあるしボチボチと作業を行う事にした。

基本的な視点は二つ、①滑らないよう足止めを、②両サイドに手すりの設置を、つまるところ高齢者でも安心して上下移動が出来るようにとの配慮だ。無論、既存の階段もこうした視点で作っている。要は原則論の再確認なのだ。

破損の原因は経年劣化、つまり資材の老化である。竹製だから無理も無いのだが、鋼鉄やセメントなどと同様には出来ない。短期間での修復が要求されるのは致し方無いのかなと。方法論的には既存の劣化部分を除去し、新資材で構成し直す・・・・・・・と言った手順だ。年初から作業を始め、農作業の合間にボチボチと進めること凡そ2週間、ほぼ完成した。流石に真新しい竹は丈夫そうだ。少なくとも1年間位は役に立ってくれるだろう。

作業で留意したのは上述の基本原則、つまり「転倒」や「滑落」の防止だ。農作業の合間にけつまづいての負傷など、笑い話にしかならないだろう。階下の竹林へと出入りする者も多い。事故無く安心して上下移動して欲しいものだ。両サイドの手すりを握っていれば、最悪の事態は免れるだろう。

 

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする