木漏れ日の雑木林

金剛山の西山麓で里山の保全活動を行っています。自称若者集団ですが、実態は?

小春日和な農園

2024年01月30日 05時00分54秒 | 耕作放棄地

大寒期に入って10日余り、極度の冷え込みも中休みのようだ。寒さに震えた日々がウソのようで、本日などポカポカ陽気と言った雰囲気、当然ながら体も楽で作業に励もうかとの心境に。啓蟄には少々早いが冬眠中の虫達も出てきそうだ。仲間を虫に例えるのは不謹慎だろうが、似たような状況かなと。大寒期に入った途端、出動が止まった仲間達も、本日はボチボチとご出動の模様だ。ボスの立場である「大御所」と「長老」の姿はまだ見えないようだが。

温度計を眺めると10度近くを指している。何よりも有り難いのは風が無いこと。当地は大阪湾から吹き付ける西風が強くて、何時も体感温度の低下に悩まされるのだが、本日は別格のようだ。穏やかな天候に恵まれ、予定は野菜の収穫と雑草の抜き取り作業をターゲットに。収穫は山の神の指令により、ダイコン、カブ、チンゲンサイ、ミズナ、レタス、の5品を適量づつ。抜き取り作業は既存の野菜達の合間の場所、座り込みながらの長期戦だ。子狸の専用具はステンレス製の手鎌、安物だが雑草抜きには具合が良く適任だ。

作業を続けていると、「草刈名人」氏や「百姓候補生」氏も来訪。子狸の耕地を一渡り眺め回して、手元に無い野菜を頂戴なとのご要望、適当に収穫して貰うことにする。仲間内での通例の姿だ。栽培物はほぼほぼ似たような品だが、其処はそれ個人の好みもあって全てが同一では無い。自分が栽培してない野菜の存在もチラホラなのだ。

それにしても本日は穏やかすぎるような天候、遅めの小春日和とは斯様な日々を指すのだろうか。能登の被災地の方々は雪に悩まされてお出でなのに、届けてあげたいような天候だ。作業も捗るというもの、具合良く進捗していく。こんな天候ばかりなら、冬場も機嫌良く迎えられるのだが。

仲間達も望みの収穫を終え自分の持ち場へと帰っていった。定めた作業に着手するのだろう。そうこうしてる内に「長老」のご出勤、「大御所」との電話連絡内容を報告しておく。要は彼が未出動だったのは冬籠もり状態だったから、つまり彼の所には啓蟄は未だ届いていなかったようだ。

 

 

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