木漏れ日の雑木林

金剛山の西山麓で里山の保全活動を行っています。自称若者集団ですが、実態は?

原因不明で力尽きて

2024年01月09日 05時29分36秒 | 耕作放棄地

因果関係とは原因があって結果が生じるもの、しかしながら原因不明という奴もあり難儀している。捜査案件でも「迷宮入り」とかの専門用語すらあるほどだ。何をもったいぶってと思われるかも知れないが、対象物は枝豆、そうあの美味しい枝豆なのだ。早生と晩生とがあり、それぞれビール用と日本酒用として重宝しているのだが、ここ数年実りの様子が無い。従前は栽培も順調で収穫も可能だったのだから、摩訶不思議としか表現のしようが無いのだが。

以前にもレポートしたかと思うが、種蒔きから始まって茎の生長は極めてスムーズで、収穫期まで順調に育ってくれる。いざ収穫を・・・・・・となると、皆目実が付いていないのだ。実無しの権兵衛と言った案配で、この2~3年枝豆には対面出来ていない。

土壌の向き・不向きと言った事例も考えられるが、従前は収穫出来ていたのだから原因とは成らないだろう。耕地は畝単位で毎年入れ替えている。病気の様子も無い。鳥獣害の可能性も薄い。当地には野ウサギが存在し、枝豆は彼らの好物だが肝心の実が無いのだからこれまた対象外だろう。ネットでも調べて見たが、これといった原因は掴めなかった。同様事例は他にもあるようで、とある農家さんは夏の過剰な暑さが原因ではと推測しておられたが。

結局、原因不明のまま枝豆は焼却処分の対象となってしまった。枝豆自体も不本意だろう。本来なら沢山の実を付けて次世代への繋ぎを果たしたかったと思う。引いては便乗組の我々にも恩恵があったのに。斯くして全部の茎が切り払われた。画像は切られて山積みされた枝豆君である。現在乾燥中で、追って焚き火の素材となる。

枝豆については、大御所と長老の二氏が栽培中で、収穫不能にもかかわらず諦めの境地とは無縁のようだ。もう一人の関係者である百姓候補生氏は早々と見切ったようで、昨年から栽培は中止してしまった。さて今年は如何なる対応をと、固唾を飲みながら見守っている。両氏のお手並み拝見というわけでも無いが、何とか原因の推測と対策に目処を付けて戴きたいものだと願っているのだが。

 

 

 

 

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