冬越し野菜として御三家の一つがソラマメであろう。ちなみに「冬越し御三家」とは、ソラマメ、エンドウ、タマネギ、の3種である。何れも寒冷期の冬場を乗り切って実を付ける野菜達だ。当地で一番寒い大寒の頃を幼苗で過ごすのが特徴だろうか。肝心のソラマメだが、10月中旬の種蒔き、11月初旬の定植で現在に到っている。現状は茎丈20センチ~25センチ位だろうか。都合24個の種蒔きから始まったのだが、欠損株も無く全部が健気に成長中だ。格別な対策は取っていない、自然に任せて・・・・・・・だろうか。
冬越しの野菜は寒冷期を乗り切るのだから、基本的に「耐寒能力」は備わっているかと思っている。従って、稲藁を添える程度で特別な寒波対策はとっていない。雪国ならともかくだが、当地では氷点下に下がることはまず考えられず、霜や降雪もマレだ。上述のように自然に任せてと言う手法で十分対応出来るかと。
ちなみに当地の気象条件だが、まだ大寒では無いものの、最低気温が1度位、最高気温が10度位であろうか。今のところ霜も降雪の兆しも見当たらない。このままで走ってくれれば予想どおりの暖冬かなと。寒さに弱い子狸にとって有り難い傾向だが、「地球温暖化」というやっかいな側面も。何でも最近では温暖化では無く沸騰化という表現が用いられるようだ。
気象条件の変化が農作物に与える影響も無視できないだろ。かっては稲作不毛と言われた北海道だが、現在は立派な産地でブランド米の出現すらある。反して九州地方は東南アジア産の品種の選択が必要かも・・・・・・・との危惧すら出てるとか。関西でも和歌山でマンゴー栽培が始まるなど変化の度合いが激しいようだ。
おっと主題はソラマメでした。悪い癖で横道脱線が多いようです。このまま霜や雪にやられなければ、24本の茎に多くの実を付けてくれるでしょう。1本に付き5個~10個程度の予想、全体で160個程度の収穫を予定しています。収穫期は5月頃、エンドウと前後しての収穫作業でしょう。春先から初夏に掛けてはマメ科のオンパレード、嬉しい悲鳴があがるようですね。