木漏れ日の雑木林

金剛山の西山麓で里山の保全活動を行っています。自称若者集団ですが、実態は?

ひねもすのたり雑草抜き

2024年01月08日 05時24分07秒 | 耕作放棄地

本日は良いお天気だが風が冷たい。大阪湾から吹き付ける西風は、何処かの国のかかあ天下の地とそう変わらぬようだ。こんな日には筋肉を動かす肉体労働が望ましいのだが、生憎と急ぐ作業は無い。そうなってくると、定番の「雑草抜き」となるのが何時ものパターンかな。本日のターゲットはタマネギ畑に決定。何度か草抜きを施してるので大きめな雑草は無い。小粒の奴が対象だ。例によってイスを持ち出し、長期戦の構え。ワンパターンなので飽きないような工夫が必要だ。イスに座り込むと、画像を撮ったり仲間達を眺めたり・・・・・・・ながら仕様の労働パターン、勤勉な労働者からは顰蹙ものかも。

本年始めて出動した「草刈名人」氏が問うていた。毎日が日曜日の生活は如何に、仕事が恋しくないのか・・・・・と。応えて曰く、指示命令の無い生活の何と楽しき事よと。例えタマネギ畑の草むしりといえど、自ら策定し自分のペースで好きなように動ける楽しさの醍醐味は、恐らくサラリーマン諸氏には体感出来ないだろう。まあ御託は横に置いといて、ターゲットの攻略に取り掛かる事に。

子狸のタマネギ畑は4列植えの合計300本、畝長は16メートル程ある。イスをスライドさせながら抜き取るのだが、何時もの手鎌を使うより軍手の直接抜き取りが早いようだ。恐らくだが昨夜降った雨で地面が柔らかくなってるからだろう。作業中の悪い癖、一寸周囲への覗き見を行うと、例の「百姓候補生」氏も雑草の抜き取りを行っていた。ジャガイモの下準備と言ってミニ耕耘機を走らせていたのだが。彼の場合はターゲットがニンニク畑の模様だ。昨年は栽培に失敗したので、今年は最初から気合いが入ってる様子。

そうこうするうちに「長老」のお出まし、何かしら好調なようでご機嫌だ。百姓候補生氏を捕まえて、サツマイモ専用の畝を開けるので栽培してみないか・・・・・・・と交渉ごとに。無論、百姓候補生氏には異論無く、春先から継承しようとの決意表明。交渉成立だ。斯様な具合で、我々の農園は畝単位で耕作者が異なってくる。いわば飛び飛びの耕作地、効率性は悪いのだが諸種の事情がありまして。

肝心の雑草抜き取りだが、半日かかって片側のみ仕上げた。単純作業なので熱中するのが難しく、途中で仲間達を眺めたり画像を撮ったり、はたまたお茶飲みに野小屋へ戻ったり・・・・・・・某自動車メーカー方式の労働スタイルとは正反対なのかも。それが許される幸せ、草刈名人氏よ、体感どころか想像もつかれないだろうな。

 

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする