フキという植物が存在する。このフキの早春の花茎を「フキノトウ」といって食用に供されている。珍味の山菜だそうな。主な用途としては、テンプラやフキ味噌が代表的な料理だとか。フキ味噌は賞味の体験があるが、テンプラは残念ながら未体験だ。野原に生えているのだから、摘んで調理したら・・・・・・とのご指摘もあるやに思うが、調理は苦手、好んでキッチンに立とうとは思わない。むしろ食べるのを止めちゃう方だ。フキ味噌は、仲間内の長老氏の作品でご相伴にあずかった、有り難い経験だった。
農園内ではフキノトウが生えてくる場所が数ヶ所存在する。少し水気を帯びたやや日陰の場所が適しているようだ。フキの群落を見て、仲間内でも関心を示す者は長老と師匠夫人ぐらい、他の者は雑草の一種位の認識かな。かくいう子狸は調理の対象とはしないが、画像に納めるのが趣味の一つ、従って専ら撮影用だ。
今年も候補地を訪ねてみると、青々としたフキが元気良く育っている。これは期待できるぞと意気込んで探すも見つからない。何度も歩き回ってフキの周囲を探すが、フキの茎葉のみなようだ。一般的には西日本では1月~2月頃に出現というパターンが多いようだ。だが当地では不思議と3月の中旬から下旬がシーズンだ。注意して3月から狙っているものの遭遇出来ない。何かしら異変が生じたのだろうか。
フキは地下茎で増殖するようだが、聞くところによると、この地下茎が有毒だそうな。フキノトウは地上に出現した部分、まさか地下茎をも一緒には採取しないかと思うが要注意である。スイセンとニラとの誤認の事例もある。山菜摘みは楽しいだろうが、くれぐれもご注意をお願いしたい。
ご参考までにフキノトウの画像を掲載しておきます。上述のように今年は未だ遭遇出来ていないので、画像は昨年のものです。開花場所は農園内の探している領域、気象条件等は大きな相違は無いかと思えるのだが。