すったっもんだしたジャガイモ栽培だがどうやら落ち着いてきたようだ。当初の埋設からみると、かれこれ1ヶ月半、発芽不能かと思われた茎類だが概ね20センチ~30センチ程度に大きくなって来た。茎も一株当たり7~8本、それなりに育っている。こうなってくると有り難いのだが、次なる手当も必要だ。要求されるのは「芽欠き作業」と「土寄せ作業」だ。ジャガイモ栽培の基本的な手法で、前者はジャガイモの玉を大きくするため茎を2~3本に減少させることだ。後者は芋が土からはみ出さないように茎の回りに土寄せすることである。
〇作業前、かなりの密植状態です。発芽不能との判断は何だったのだろう。
子狸たちの栽培は高畝方式で、中央部に溝を掘り、溝の中に種芋を埋設している。いわば土寄せを前提とした栽培手法なのだ。従って前後2回ほどの土寄せが必須の作業となってくる。手作業で面倒だが、反面茎の状態や土壌の現況等が観察できて有益な作業でもある。イスを持ち出して座り込み、1株づつ処理して横へと移動する。2畝凡そ70株程を2時間弱で処理できた。
〇1株あたり7~8本の茎が伸びています。そのまま放置すれば小粒なジャガイモが。
画像は作業前と作業後なので、処理中の状況は解りづらいかと思われる方も。そう複雑な作業でも無いので、画像は無くてもご理解は可能だろうと考え、作業中の画像は撮りませんでした。本日の気温は23度~24度位、風も無いので結構暑いです。上着を脱ぎ捨てシャツ1枚での作業ですが、十分可能な状態です。これからは暑くなるばかり、熱中症対策が要求されます。とりわけ脱水症の可能性もあり、水分補給は欠かせないですね。子狸の携行水分も、熱い健康茶から冷たい緑茶へと変更しました。
〇作業後、茎を3本に減らし土寄せした姿です。
さて肝心のジャガイモですが、気温の上昇と共に茎も次第に大きくなって来ます。栽培上、最低もう1回の土寄せが必要でしょう。ジャガイモの芋は太陽光線で緑に変色し、該当部分は毒性を持つとも言われます。芋が土からはみ出さないように、せっせと土寄せの必要が肝要かなと。