仲良しこよしの名コンビが動き出した。仲間内での大先輩、元老級の人物達だ。いよいよ夏野菜への準備を始めた模様で、候補地の整備に乗り出した。ご存じだろうが、耕地は常に耕耘し栽培に適した状態を保たねばならない。トラクターや耕耘機が必須な所以でもある。お二人はトラクターを使いこなす場面が多く、時間効率はすこぶる高い。本日も隅の手入れは手作業で「長老」が、面での作業はトラクターで「大御所」が、との分担らしい。どちらが欠けても成り立たない作業だ。
眺めていると上記分担で作業が始まった。長老はトラクターでは作業しにくい隅の部分の工作を、大御所はトラクターで耕耘作業を、との段取りのようで、連係プレーが阿吽の呼吸で組まれている。流石に手作業はハードなようで、長老の呼吸が次第に荒くなってくる。子狸ならまず持たないだろう。反面トラクター運転の大御所は楽しそうだ。しかしながら段差の激しい丘陵地帯、誰しもが運転できる訳では無い。リスクを背負っての運転作業、これはこれで難事業なんだろう。
我々が使用するミニ耕耘機と違って作業効率は極めて高い。しばらく眺めている間に予定地の耕耘は終了間近だ。それとトラクターの場合は培土器という強力な助っ人が存在する。畝立てがアッという間に終わってしまうのだ。最後まで見届けたかったが、時間が許さない。本日は「子狸」も例の「百姓候補生」氏も昼までの予定だ。先輩方お二人に別れを告げ帰路につく。
帰路についた後は推測に過ぎないが、概ねの予想は付く。予定地全面を耕耘し、しかる後に畝立て、その後は栽培の分担協議・・・・・と続くのであろう。実際に植栽行為に走るのは今月末位、いわゆる連休前後が適期だ。我々もそうだが、お二人も苗購入での取り組みがメインとなるだろう。ご両者共に少量多品種が栽培の基本方針のようだから。
4月に入り夏野菜への取り組みも次第に本格化したようだ。上述のようにお二人の段取りも畝対策が完了したら土壌の改良が待っている。石灰による中和や元肥の仕込み等、前準備とも言える作業が続くのだ。植え込みを今月末と想定しても、時間配分は余裕が持て無いだろう、粛々と作業を進めていかないと。