木漏れ日の雑木林

金剛山の西山麓で里山の保全活動を行っています。自称若者集団ですが、実態は?

ハヤトウリの発芽

2024年04月24日 05時13分41秒 | 耕作放棄地

仲間内では「大御所」と「長老」のお二人が、「ハヤトウリ」に挑戦中とは何度か記述しているのでご存じかと思う。しかも冬越しがやっかいで難行である事もご承知かと。無事に冬場は超えて春先となったので、該当のハヤトウリ畑を一寸覗いてみようかと思う。お二人とも崖地の端面を活用中だ。下部がえぐられた土地なので、参観には出向かれない方が望ましいかと。冬場はマルチや籾殻或いは稲藁等で防寒を施し、無事に乗り切った模様で、青々とした幼苗が元気よく育っている。ここまで来れば半分成功みたいなものだ。

ハヤトウリはツル性なので、次第に天空へと伸びていく。性質を勘案して2メートル高位に竹の棚を設置してやる必要があり,それなりに広がる面積も必要だ。お二人とも抜かりは無い。竹の丸太で棚を設置済み、数年間は継続して利用可能なようだ。ハヤトウリの実は結構重いので、そこそこの強度は必要だ。幼苗が発芽したら、後は放任状態でも支障は無い。

ハヤトウリの活用だが、実が若いうちは野菜として食用に供されるようだ。当地では余り馴染みの無い手法だが、中南米等では常套手段だそうな。当地での主な利用法は酒粕漬けにして消費するパターンである。確かに美味しい。ハヤトウリの粕漬けが数キレあればおかずが無くとも大丈夫な位、弁当のお供には必携ですぞ。

中には興味を持たれて栽培にチャレンジと言う猛者の方も。一言だけ忠告しておきますが、ハヤトウリは大量の実を付けます。1本のツルで数十個などザラの状態、後処理のことも勘案して挑戦しないと大変な目に遭いますよ。子狸が途中でリタイアしたのも、成果品の処理に困り果てたからに他なりません。ファンクラブのマダム衆も馴染みの無い野菜で、一寸手が出にくいようでした。

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする