木漏れ日の雑木林

金剛山の西山麓で里山の保全活動を行っています。自称若者集団ですが、実態は?

ソラマメの撤去

2024年05月26日 05時22分04秒 | 耕作放棄地

賑やかだったソラマメだが、遂に終焉期を迎えた模様だ。茎は倒壊し実の付いた莢は茶色く変色している。そろそろ潮時であろう。其処で最後の収穫と撤去作業とを行う事にした。幸いにして天気は良好、暑いのは暑いが作業不能と言うほどでは無い。タオルを首に、イザ出陣。まずもって残った実を収穫し、茎を剪定ばさみで切断する。切断した茎は纏めて焼却場へと搬送、当面は乾燥期間が必要だろう。順次、作業を繰り返してソラマメ畑はスッキリとしてきた。残ったのは切り残した根株だけ、流石に掘り起こしにはスコップが必要だ。

ソラマメの根はしっかりと張っている。そう深くは無いが、上述のように掘り起こしにはスコップが入用。足で踏み込んで掘りだしていく。当然ながら土塊が付随するのではたき落とす必要がある。残り茎と根のみにして畑に並べていく。根株は茎と違ってソラマメ畑で乾燥させる所存だ。根株の乾燥には強力な太陽光線が必要、焼却場の積み重ねでは不足する恐れが。

1株ずつ掘り返し、全26株を掘りだして並べた。日差しは強烈だ、そう遠くない時期に乾燥してくれるだろう。農作業の必然事項だが、焼却処分を必要とする残滓が屡々発生する。一定のスペースを焼却場と定め確保する必要があるのだ。耕地が少ない我々にとって厳しい条件だが、やむを得ない。

全部の株を処分して実も収穫してしまった。今春のソラマメ栽培は終了だ。次年度用は10月が種まきシーズン、当地には種蒔き時を教える箴言が存在する。「祭り太鼓は土の中」なる言葉だ。ムラの秋祭りは10月の第三土日、この祭り太鼓が鳴り響く日にはソラマメの種子は土の中に存在しなければならない・・・・・・つまり種蒔き時の合図でもあるのだ。収穫した残りのソラマメ、本日出動中の仲間に引き取ってもらった。例の百姓候補生氏と農業ガールズだ、大御所も出動中だったみたいだがこの時点では気づけなかった。残念だ。

 

 

 

 

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インゲンは成長中

2024年05月25日 05時36分53秒 | 耕作放棄地

マメ科の野菜は好物で、空地があれば何やかやと栽培している。この春もエンドウが完了し、ソラマメが終わりつつある。残すところはインゲンで、画像のように茎が成長中なんだ。茎丈1~1.5メートル程度、まだまだだが夏場の収穫を夢見て期待を掛けている。収穫予想は7月の中旬位、手持ちの豆類は底をついてるはずだ。インゲンはエンドウと同じようで活用範囲が広い。夕餉の一品に、弁当のお供に、お酒のおつまみに、とあって不自由しない存在なのだ。

マメ科の特徴でもあるのだが、栽培が容易である程度放任栽培でも収穫にまで辿り着ける。難点はツル性で空中へと伸びるため、ネット環境が必要不可欠なことだ。ある程度の環境構築は準備せざるを得ない。それと連作障害が発生しやすいので、頻繁な場所替えが必要な事。これらの数点をクリアー出来れば豊作間違いなしであろう。

子狸も場所替えしながら毎年栽培にチャレンジしている。上述したように使用頻度が高い野菜のため、常備しておきたい存在なのだ。インゲンは別称を三度豆とも言い,年に3回栽培が可能だとか。子狸には2回までしか体験は無いが、うまく回せば1年中の賞味が可能かも。

現在のところインゲンは一箇所で栽培中だ。現場は昨年ジャガイモの栽培に使用した場所、ナス科→マメ科の変遷だから支障は無いはずだ。昨年のジャガイモが掘り忘れ地中に残っていたみたいで、茎が伸び花を付けだした.残り物に福かも知れないが、インゲンとうまく住み分けしてくれればと願っている。せっかく咲いたジャガイモの花、最後まで生存して芋の形に変貌して欲しいものだ。

 

 

 

 

 

 

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長老のサツマイモ

2024年05月24日 05時15分09秒 | 耕作放棄地

長老は縄文人の流れを引くのか、サツマイモよりもサトイモがお好みだ。サトイモは縄文期に既に栽培されていたとの説もあるようで、いわば日本人のソウルフード、血が騒ぐのむ無理は無い。サトイモを第一順位とすれば第二順位に当たるのがサツマイモ。無論これは長老に限ったことで他の方々はまた別個だろう。そのサツマイモだが、早々と植え込みに走ったようだ。トップを切ったのは例の農業ガールズだったが、長老も負けず劣らずであった。何時のまにか畝が出来あがり苗が植え込まれていたのだ。

以前にもレポートしたが、長老は少量多品種派、多くの品種を植え込むのが好きなタイプだ。今回のサツマイモ植え込みだが、ザクッと見て50本前後かと思われる。多分だが4~5種類の品種が混じっているのでは無かろうか。無論、先陣を切るのはシルクスイーツであろう。最近流行となっている先端品種だ。

準備された畝は、高畝であり幅広畝でもある。水はけの良さや土寄せの容易さを狙った物であろう。現場は昨年1年間遊ばした場所で、いわば荒れ地に近い。サツマイモの栽培には打って付け、肥料分等は皆無の状態の方が望ましいのだ。救荒作物と言われる所以かも知れない。現場は元々が大御所の管轄だったが、うまく話を付けた模様だ。

長老はサツマイモの好みが量よりも味のタイプ,いわば拘りの強い御仁で、品種変遷も味の追求からと言えなくも無い。現時点ではシルクスイーツの評価が一番高いようで、当然ながらシルク中心の構成なんだろう。我が家の山の神の好みと一緒で、どうやらシルクスイーツは人々を惑わせる存在のようだ。子狸は魔力に負けること無く、定番のベニハルカ中心で参りましょうかな。

 

 

 

 

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ガールズ達の作品群

2024年05月23日 05時25分55秒 | 耕作放棄地

どうやら本日は出動日では無いようだ。ガールズ達の耕地は深閑としている。鬼の居ぬ間に・・・・・・・では無いが、静まりかえっているのを幸いにチョコッと覗いて見ようかと。世にはびこる変態的な撮影マニアでは無いが、対象物が野菜だけにお許し願えるかなと。現在のところ、第2ラウンドは2畝が完成済みのようで、その大半に夏野菜が植え込まれていた。トウモロコシ、スイカ、イチゴ、サツマイモ、・・・等々。とりわけ注目したのが「タマゴの殻」と「トウモロコシ」だ。タマゴの殻は夏野菜ではないが、俗に言う有機肥料の一種、これまで仲間内では利用者がいなかった。成分が効能を発揮するのに時間が掛かるのと、集めるのが面倒くさい・・・・・これは多分に子狸の発想かと。

メンバーの更新が行われると発想の転換も生じてくる。馴染みの無かった手法で新たな栽培が実験されるのだ。企業でも人事異動が頻繁に行われる所以かも知れない。タマゴの殻はカルシウムを含んでいるので、非常に有益な肥料だ。しかも家庭内の廃物利用で、世に言うSDGsの具現者でもあるだろう。問題は上述したように成分が溶けて根から吸収されるまでに時間を要すること。大器晩成タイプの方々はお試しあれ。

もう一点、トウモロコシの問題だ。子狸も好物だし栽培するのに何ら異論は無い。但し、ご注意戴きたいのが当地はアライグマの巣窟である事。ご存じだろうがトウモロコシはアライグマの大好物、長老にしても子狸にしても、何度も栽培に挑戦しその都度、盛大な食害を受けている。連中のいやらしいところは、食べ頃の見極め能力が高く、完熟するまでジッと待機する我慢強さを備えていることだ。おまけに木登り名人と来ればネット防御など役には立たない。

時期を得てトウモロコシが完熟、もう少しで収穫だ・・・・・・と楽しみにしていたら、一晩で全滅。泣きの涙しか出てこない。どうぞ同じ轍を踏まれないように。

当地では大型害獣の出没はほぼ無い。熊や鹿やイノシシ或いは猿などはほぼ見られ無い。例外的にイノシシが年に数回表敬訪問に来訪するぐらいか。中心となるのは、アライグマ、ハクビシン、イタチ、タヌキ、ノウサギ、と言った小動物達と野鳥の群れ。まあ現在のところは大丈夫でしょうが、茎が大きくなり実が付き出すと要注意だ.丹精込めて育て上げた作物群、たった一晩で壊滅となれば泣くにも泣けませんぞ。

 

 

 

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エンドウの終焉

2024年05月22日 05時15分33秒 | 耕作放棄地

「生者必滅」では無いが、物事には必ず始めがあり、始めあるものには必ず終わりがやってくる。理屈では解っていても黄昏時ともなると侘しくなってくるものである。どうやらエンドウがそうした時期に入ったようで、最後の収穫を試みることに。既に茎葉は黄色く変色し、実の入った莢も瑞々しい緑からは遠ざかっている。まるで我が身を振り返るようでもあり、少々の悲哀に包まれるのも止むなしだろうか。思えばエンドウはこの2ヶ月余り、畑を賑わしてくれた。時系列で並べると、キヌサヤエンドウ→スナップエンドウ→実エンドウ、の順で実りを提供してくれた。夕餉の一品に、弁当のお供に、はたまた豆ご飯に・・・・・・用途は様々なれど、活用範囲は広い。仲間達やご近所衆に提供するにしても、あげやすい品だ。

ネット環境を作り上げる手間暇は掛かるが、栽培は容易だ。気を付けなければならないのは、連作障害が出やすいこと。マメ科の特徴でもある。この点だけ留意すれば左程の心配も無く収穫へと繋がっていく。農作業初心者でも取り組みやすい品目だ。種蒔きは11月の頃、幼苗での冬越しとなる。稲藁等があれば便利だ、秋口にはご準備を。

上記の時系列の如く、最後に残ったのは実エンドウ、いわゆる豆ご飯用のエンドウだ。莢から実を抜き取り白米と一緒に炊飯する。白いご飯の中に緑の豆が浮かんで何とも美しい。無論、食べても美味しいのだが観賞用としても利用できるかと。

最後の収穫を行うとザル一杯の収穫物があった。分配しても数軒分には行き渡るだろう。我が家では十分過ぎる程エンドウを賞味した。最後の一品はご近所のマダム衆に提供しようかと思う。豆ご飯を炊き込んで家族団らんの場を築いてもらえれば有り難い。たかがエンドウ、されどエンドウ。小さな豆粒が平和な一時の礎となってくれることを願っている。

 

 

 

 

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