木漏れ日の雑木林

金剛山の西山麓で里山の保全活動を行っています。自称若者集団ですが、実態は?

ジャガイモの花

2024年05月16日 05時24分12秒 | 耕作放棄地

子狸のジャガイモ栽培については、種々トラブルが発生したことはご存じかと思う。概括すると第1陣が2月末植え込み、3月末確認、発芽不能と誤認して第2陣の植え込み、現在に到る。つまり1ヶ月の時差で2種類の栽培が同時並行で行われているのだ。現況が時差どおりであれば素直に納得、異論を抱くことも無い。世の中ままならぬもので、常識を混乱させるような事態が生じているのだ。結論的に申せば成長の逆転現象、つまり前者よりも1ヶ月遅い後者が成長が良く、既に花も咲き出した。

常識的に考えれば、物事は時系列に沿って進行するものだろう。つまり前者が早く大きくなり花も咲く、後者は1ヶ月遅れて同様な動きを・・・・のはずなんだ。ところが現況は全く逆で、成長度合いも後者が勢いよく花も咲いている。翻って前者はやや成長が遅く花も未だだ。理解に苦しむ状況で何が原因なんだろう。あれこれ考えて見たが、推察できたのは種芋の相違だ。

第1陣の種芋は1月に購入した芋を自宅で芽出し作業を行った。多少の発芽を経て2月末に植え込み。第2陣は発芽した種芋を購入して3月末に埋設した。第2陣の芋購入時、感心したのは芋の状況だった。まずサイズが均一で全ての芋が発芽済み、カット不要のタイプでそのまま埋設できた。後留意するのが気温の変化だ。第1陣の芋には寒暖の差が厳しく、発芽も不十分だったので発育不良が見られたのかも。第2陣は種芋の状態が良く気温も暖かめだった。

結果的に推察すれば、気温状況の相違と種芋の相違とによる「成長速度の違い」では無かろうか。状況から学べることは、ジャガイモの埋設は2月で無く3月に入ってからで十分との視点だ。それと種芋の選択に留意することだろう。上述したように第2陣の種芋はピカイチだった。某個人種苗店で購入したのだが、適正な種芋を作り上げて販売しておられるるような印象だった。程よいサイズと全面的な発芽状態、購入即埋設が可能な状態だったのだ。市販の種芋を購入して早くから芽出し作業をするより、適期に専門店で対処済みの種芋を購入した方が、結果は早いかと。

肝心要のコスパだが、印象的には10~15パーセ程度程度高いかなあといった雰囲気。発芽不能や死滅の可能性を考慮すると、トータルではトントンかなと。ちなみに第2陣の種芋で発芽不能となったのは皆目ありませんでした。

 

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

白タマネギの異変

2024年05月15日 05時25分43秒 | 耕作放棄地

タマネギがおかしい、何やら異変が生じているようだ。本来なら今頃には根元に球の姿が現れるはず。それが皆目見えない。しかも倒壊しそうで、人間なら重病人的な症状だ。思えば数ヶ月前(2月頃)に兆候があったのを思い出した。茎が黄色くなって元気が無くなってしまったのだ。通常、茎葉が黄色くなるのは栄養失調に多い。従って、深く考慮すること無く追肥で対処した。それがどうも間違っていたみたいで、少々慌てふためいている。ネット情報等にあたってみると、推測だがどうも「ベト病」の可能性が出てきたようだ。症状的に似ているのだ。

もしもベト病であるのなら対応策は完全に間違ってた次第で、既に手遅れかとも。どうも原因的には、連作障害と水分の存在とにあるような気が。基本的にタマネギは連作OKと言われるが、4~5年程度が上限だそうな。子狸は連作OKに甘え、10年以上も同一場所で栽培を続けている。畝は高畝だが幅広畝で水はけには少々劣るのかも。

若しもベト病なら追肥では無く薬剤使用に走らねばならなかったのだが,的確な把握が出来なかった模様だ。画像でご覧戴いたらお解りかと思うが、正常なタマネギの姿では無いでしょう。今年の白タマネギは全滅と解釈した方が早いようです。撤去まで残すところ1ヶ月程なので,当面現状のままで待機しますが、収穫は見込めないでしょう。

さて今年度の対策として、現状はベト病の発生と推測した方が近いでしょう。基本的に「薬剤使用」しか対応策は無いかと思われますが、深い知識も無く、ネット情報等に頼らざるを得ないようです。一番お手軽なのは、植え込み場所の変更でしょう。タマネギの植え込みは11月、新天地の準備にと耕地の計画案を変更します。既存のタマネギ畑は薬剤使用による消毒が必要でしょうね。

 

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ソラマメは収穫時か

2024年05月14日 05時23分50秒 | 耕作放棄地

ソラマメが随分と大きくなって来た。茎葉も繁り、実も大きくなってるようだ。ソラマメの特徴でもあるのだが、下向きだった豆が垂直方向に伸び、やがて再び下向きとなる。こうした性癖を読み取って収穫時を判断するのだが、ボチボチ到来の模様だ。収穫時の判断基準を画像で示しておきますが、一言で言うと豆が時計回りで動いて6時30分となった時ですね。

子狸がソラマメを種蒔きしたのは昨年10月の頃。村の秋祭りの直前だった。ポット苗の育成方式で育てて移植したのだが、幸運なことに種蒔きした26粒全部が発芽した。以降スムーズに展開し、現在地で冬越しも健やかに経過。おかげで収穫期を無事に迎えられたようだ。さて件の収穫サインだが、画像の展開をご覧戴ければ明快かと。下向きだった豆が次第に上向きとなり、やがて再び下向き加減になって、最終的に完全な下向きとなってくる。収穫時の到来です。

やっかいなことは、豆の向き具合が個々によってタイミングが異なること。従って収穫時には下向きの豆のみを選択して収穫する必要があります。上向きや横向きの状態だと未成熟の可能性があり、賞味には違和感の存在も考えられます。面倒ですが、選択しての収穫が必要不可欠でしょうね。子狸の収穫もイスを持ち出して座り込みながらのナガラ族です。豆が大きいので剪定ハサミが必携、収納用のカゴも必要ですね。

今年の初物を収穫してみましたが、出来は上々のようです。用途はビールのお供が大半でしょうが、ご家庭によっては夕食の一品などにも。豆が大きいので大量消費には向きませんが、小鉢用の箸休めには打って付けかも・・・・・ですね。ネット情報には様々なレシピ等があがってますのでご参考までに。

 

 

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

サツマイモ対策か

2024年05月13日 05時10分19秒 | 耕作放棄地

ミニ耕耘機を借りるぞ・・・・・長老はそう声がけして野小屋から引っ張り出した。結構な重さだが、軽々と自分の耕地へと運んでいった。どうやら耕耘作業を行って畝作りに入るらしい。彼は鍬を使った畝立てが得意なんだが、流石に耕耘作業は機械力が優位だろう。そこで・・・・・の発案だろう。今時分の耕耘とくれば、サツマイモ対策が予見される。苗の定植時期は6月、タイミングとしては順調だ。尋ねてみると、どうやら明快らしく前準備に入った模様だ。

彼の傾向は少量多種類派、つまり多くの品種を少しずつの栽培手法だ。サツマイモも同様と見え、10本単位ぐらいで品種を変えている。どうやら一番のお好みは「シルクスイーツ」のようで、価格が高いとぼやきつつも選択からは外せないようだ。何でも昨年は苗1本100円で購入したとか何とか。人気品種だけあってか単価も高いようだ。確か従来の品種だと50円~60円程度だったように思う。

思えばサツマイモの品種も変遷した。子狸の栽培事例をとっても次のように変化している。ナルトキントキ→ベニアズマ→アンノウイモ→ベニハルカ、現在はベニハルカが主力だ。ちなみに我が家では焼き芋購入の事例が多いのだが、山の神の選択はシルクスイーツ一択、他の品種だと購入しないで帰宅する有様だ。シルクスイーツとは、シルクつまり絹触りのような食感とスイーツのような甘味・・・・・・と言った意味合いだろう。ネーミングにも自信の程が覗える。

長老のニンマリとした横顔が思い浮かぶが、最近の人気品種第一位の模様だ。じゃあお前も栽培してみたら・・・・・とのツッコミが来そうだが、人気度での選択は趣味に合わない。当面はベニハルカ主力で走ろうかと思っている。一番ベーシックなナルトキントキも捨て難いのだが。

そうこうしてる間も長老の作業は進捗中の模様だ.。軽快なエンジン音と共に、面が綺麗に耕されていく。畝立てまで出来るのか後日になるのか不明だが、長老の計画案は組み上がっているのだろう。未だ時間的な余裕はある、要は6月中なら苗の購入や定植も可能かなと。

 

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

竹林の整備管理を

2024年05月12日 05時09分30秒 | 森の果樹園

森の果樹園の大きな面積は果樹木林である。当たり前の事だが、果樹木が大半を占めるのは否めない。次なる順位は竹林である。実はこの二番手がやっかいで保守管理に難儀してるのだ。他でもない、タケノコを狙ったイノシシ軍団に蹂躙され、ついでに果樹木まで被害を被るのだ。従って作業の中心は草刈りよりもイノシシ防御となってくる。実は隣地がヤブ状態の竹林で、連中は此処を隠れ家としてるみたいで、境界線を越えて侵入してくる。境界線には竹材を使った防御陣を構築してるのだが、破られることしばし。

本日12日は定例の作業日、子狸が参加困難なので過去の画像を使って作業内容を推測してみようかと。上述したように、境界線の防御陣確保が作業の要点だ。アメリカ政府が不法移民に悩んでメキシコとの隔壁設置に動いてるのと同様である。一応、構築した防御柵はあるのだが、連中の破壊力は凄まじく、所々に穴が空いている。この防御柵を修復するのがメイン作業、続いて草刈りや雑木処理等になってくる。

柵の修復はエンドレスの作業で、志気も上がりにくい。如何にしてモチベーションを維持するのかが悩みの種、チームリーダーも苦心するところだろう。具体策としては、他の作業との組み合わせだ、収穫作業等があれば喜ばしい。本日はまだ2次発生のタケノコの可能性がある。タケノコを掘りつつ隔壁をチェックして修復作業を・・・・・・そう、うまく運んでくれれば有り難いのだが。

5月の連休後とあって現地は花盛り、無論お花畑では無い。山に咲くフジの花や野に咲くアザミ等が我々を歓迎してくれるかの様なのだ。華やかさは無いが、静かで控えめな花々の饗宴は何とも言い難い。山仕事の楽しみの一環でもあるだろう。

思えばこの森の果樹園に通い出して何十年になるのだろう。遅々とした歩みだが、定期的な作業で少しづつだが整備されつつある。後は果樹木の更新とメンテナンスに若き能力が欲しいところだ。人材の取り合い合戦ともなるだろうが、選択される存在でありたいもの。道のりは遠く険しいのだが。

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする