木漏れ日の雑木林

金剛山の西山麓で里山の保全活動を行っています。自称若者集団ですが、実態は?

ダイコンは終焉期

2025年01月26日 05時27分32秒 | 耕作放棄地

今月初めにダイコンの事例をご紹介したが、どうやら終焉期に入ってきた模様だ。人様に提供できるようなダイコンは底をつき、小振りで貧弱なダイコンのみが残った。当地の通例だが、2月の中旬位になるとスが入る症状が現れる。ダイコンの形状は立派でも事実上食用には不適合なのだ。従って今月中位に賞味しきってしまうのが望ましいだろう。

本日自宅用に4~5本掘りだしてみたが、かなり貧相でしょう。味には支障ないので専ら自家用として使用してるが、人様への提供には憚られる。最も懇意にしているマダム衆は、小粒でもOKよ・・・・・と屈託が無い。流石にオオサカジンだ。

残ったのは凡そ20本位、自家用と懇意のマダム衆への提供とで消費は可能だろう。年によってはス入りで持て余す時もあるが、今年は全てを有効利用できそうだ。眺めていて、どうして貧相なダイコンが・・・・・・と疑問をお持ちかとも。子狸的な推測では、密植と畝高不足に尽きるかなと。凡そ20センチ間隔位で種蒔きした。種蒔きの段階では十分過ぎると思ったが、成長後のダイコンには不足だったようだ。それと畝高の問題、根菜類は深めの土壌を要求する。ダイコンが要求する必要量に満たない畝高だったようだ。

12月から収穫を始め、凡そ2ヶ月間楽しませて貰った。以降も春ダイコン、夏ダイコン、と栽培は可能だが、ダイコン栽培は冬場に限るかと思う。小雪が舞うような天候の日に、熱々のおでんなど最高でしょう。中でも具材としてはダイコンが最高との声は高いようだ。子狸にとっては苦手な領域(対象物)なんだが。

 

 

 

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お裾分け

2025年01月25日 05時15分18秒 | 耕作放棄地

作業中の長老から声がけがあった。何でも「数日間所用で農園に出向けない、師匠のミカン畑に設置してある捕獲罠をチェックしてくれないか」との要望であった。昨秋から、イノシシ軍団の襲撃と前後してアライグマと思える害獣がミカンを襲っているのだ。残り僅かとはいえ、むざむざ連中の荒しのままには出来ない。そこで長老が捕獲罠を設置し、対策に乗り出した次第。なかなか有能な害獣で、こちらの裏をかいてくる。正直、餌を取られっ放しで勝負は連敗中なのだ。

子狸が出向ける範囲で覗きます、と回答。実は害獣のみならず、野ネコを始めとした対象外動物が罠に掛かることも時折あるのだ。確認して選別し、場合によっては釈放しなければならない。師匠にも長老にもお世話になってる身、出来ることは引き受けようかと。そして思い出したのか、長老からはもう一声が。共同の野小屋(子狸的にはゲストハウス)にハッサクが置いてあるから持って帰りなさい・・・・・・と。実は12日が森の作業日であった。参加した仲間達が帰路立ち寄って置いていってくれたもののようだ。

共同の野小屋は連絡調整と憩いの場、此処をキーとして作業は動いていく。ところが子狸の位置からは駐車場へのルートを外れ反対方向となるので立ち寄ることは少ない。森からのお土産には全く気付かなかったのだ。作業日からは10日余り、まあハッサクなので賞味には支障ないかな。有り難く数個を頂戴した。我が家の山の神の大好物だ、謹んで進呈しようかと。

それにしても森の作業に従事した仲間達は疲れ切ってるかと思う。それなのに重いハッサクを運んでわざわざ立ち寄ってくれるとは。参加不能な我々の事を気遣い細やかな配慮を見せてくれる仲間達だ。鑑みて、確かに此処はニッポンだと実感せざるを得ない。DNAに組み込まれた特有の資質なのかも知れないですね。

 

 

 

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小振りな雑草だけど

2025年01月24日 05時18分19秒 | 耕作放棄地

タマネギを栽培中だが、彼方此方に小さな緑の萌芽が。雑草が生まれ発育中の模様だ。小さい状況だし、ホットコかな・・・というのが本音だろう。しかしながら家庭菜園等に挑戦中の方はご存じかと思うが、春の到来と共に急激に成長し手に負えなく成るのが通例なのだ。防止しようと思えば、小さい間に除去するに限る。無論、小さなだけに精密な作業を要求され、ある種のしんどさは伴ってくる。時間に融通の効く農閑期ならばの作業とも言えるかと。

子狸の定例パターンだが、イスと鎌とミを持ち出し、座り込んでの長期戦スタイルだ。中腰での作業は子狸には困難、ジックリと座り込んで、右手の鎌で掘り起こし左手で掴んでミの中へ。この動作を繰り返しながら徐々にイスを移動させる。小さいだけに細やかな気配りが要求され神経に響くようだ。時間の掛かる割になんぼも進捗しない。まあ時間的には余裕があるから構わないのだが。

半日掛けて二畝のタマネギ畑の雑草を抜き取った。作業後の畑を概観したら、多少緑っぽい部分が垣間見れる。抜き忘れ、若しくは根本付近などの抜きにくい場所であろう。未処理の部分は暫し待って多少大きくなってから再度の挑戦と行きますか。雑草の抜き取り作業は1回では終わらない。必ず未処理部分が発生するし、新たな芽生えも生じてくる。折々に時間を見つけて再挑戦する必要性が高いだろう。

小さな雑草だし放置したら・・・・悪魔のささやきが脳裏をかすめるが、誘惑に負けてはならないだろう。上述のように春先には急成長するし、追肥したタマネギの栄養分が雑草に吸収されてしまうのだ。時間は掛かるし小まめな作業は要求されるしで、面倒くさいのが事実なんだが全てはローマに通ずではないが、作業は全て収穫に響いてくるのだ。6月になって後悔しても始まらない。

 

 

 

 

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天地返し

2025年01月23日 05時15分05秒 | 耕作放棄地

冬場は農閑期である。簡単に表現すると、百姓が暇な時間帯なのだ。何事にせよ融通が効く。仲間によってはこれ幸いとコタツの守に専念する者もあろうかと。子狸もそうしたいが体が疼いてくる。作業をしようよ・・・・・・との内なる欲求が沸き上がるようだ。そこでという訳でもないが、通常の繁忙期には出来ない作業を。それは土壌の天地返し。ご存じかも知れないが、子狸の耕作条件ではどうしても連作になり勝ちだ。とりわけ、マメ科・ナス科の野菜達に多いようだ。可能な範囲で緩和策を講じているが、天地返しもその一つだ。

野菜栽培で通常利用する土壌は地下15センチ余り、つまり地下20センチとか30センチとかの土壌は眠ったままなのだ。そこで利用土壌と眠った土壌とを引っ繰り返せば、新天地への移動と同じ事では無いかと。手法だがスコップを利用するのがお手軽だろう。スコップの鉄板部分は凡そ30センチ位、つまりスコップの届く範囲で引っ繰り返せば有効かなと。

子狸は体力的には軟弱なので余りやりたくは無いのだが、連作緩和にはやむを得ない。休み休み実行することに。時間に融通が効く農閑期ならばの作業かも。スコップで土塊を作り逆さまに置く。その後をミニ耕耘機で耕していく。文字で書くと簡単だが体力的には辛い作業だ。側にはイスを置いといて、半分は作業残る半分は休憩・・・・・といった案配で。

1日全部をこの作業に費やすことは困難だ。1~2時間ぐらいが関の山だろう。本日も短いタイプの畝を二箇所ほどやってギブアップ、体力の落ち込みを実感せざるを得ない。加齢と落ち込みとは比例関係の模様だ。仲間内では大御所と長老とだけは例外なのかも。

 

 

 

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大寒の候

2025年01月22日 05時14分06秒 | 耕作放棄地

1月20日から2月3日頃を二十四節季では「大寒」と呼ぶそうな。文字のとおりで、大いなる寒さ・・・・つまり1年中で一番寒い時期だとか。今年も予測していたが、意に反し意外と寒くない。極端な寒がりの子狸がそう言うのだから、一般の方にはポカポカ陽気かとも。気になって野小屋に下げている温度計を眺めて見たら画像の如し、午前10時の段階で12度を指していた。冬場としては暖かい日なのであろう。

ボチボチと耕耘作業を行っているが、こうした気候では流石にジャンバー姿では動きずらい。上着を脱ぎ捨て、薄着姿で作業に勤しむ。太陽は照りつけ風も無し、小春日和と言っても過言ではないかと。こうした日々が続けば結構なことだが、果たして継続しうるのか否か。

栽培中の野菜だが、ポカポカが継続すれば急激な成長も期待できるかと。しかしながら眺めて見ると小さめな姿のままだ。シュンギクもホウレンソウもダイコンもキャベツも収穫を躊躇わせるようなサイズばかり、好天も野菜達に届くまでには至って無いようだ。本来であれば冷え込みと霜の影響で野菜の甘みが増加するのだろうが。

作業や成長にはポカポカが望ましい、野菜の収穫には冷え込みと霜が望ましい・・・・相反する期待に自然環境もタジタジだろう。それにしても人間は強欲なもの、矛盾した欲求でも平気で願望する模様だ。

地元の名峰金剛山もこの時期雪中登山が盛大となる。仲間の一人も毎日登山派、本日もアイゼン携行で山中踏破中なのかも知れない。それにしても、暑い時は暑く、寒いときは寒い・・・・・この単純な原理原則が作用する方が望ましいのかも。

 

 

 

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