木漏れ日の雑木林

金剛山の西山麓で里山の保全活動を行っています。自称若者集団ですが、実態は?

ジャガイモの畑作り

2025年01月21日 05時08分02秒 | 耕作放棄地

毎年ジャガイモ栽培に挑戦している。結論を先に申せば、そこそこの出来、といった案配だろうか。原因は多分だが明確だろうと思う。一言で表現すると連作の継続・・・・・と言うことになるかと。実は子狸の置かれた条件下では、ジャガイモ栽培が特定の耕地に限定され連作を行わざるを得ない状況にあるのだ。ご承知のようにジャガイモはナス科の所属、最も連作を嫌う野菜だ。栽培後は畝を替え、数年は連作しない方が望ましい。

従って、おかれた条件を緩和すべく多少の工夫は行っている。先ずは限定された畝を「イモ畝」と規定し、サツマイモとジャガイモの交互栽培に限定していることだ。ジャガイモの連作とはなるが、間にサツマイモを挟むことで多少の緩和機能は果たしているかと。続いて土壌の改良だ。ジャガイモにしろサツマイモにしろ、直前には資材を投入して土壌改良を行う。主な資材は、有機石灰、籾殻、草木灰、鶏糞等々。それに数回もの耕耘作業だ。十分な効果を発揮してるのかどうかは不明だが、そこそこの収穫には結びついている。

現在は春ジャガの事前準備期間だ。上述の土壌改良に着手を始めたところ、ジャガイモの植え付けは3月上旬位を想定している。第一陣の土壌改良は有機石灰や籾殻それに鶏糞等をすき込むこと。対象の畝にそれぞれ散布し、ミニ耕耘機を走らせる。この際重複とはなるが何度も走らせるのがコツなのかも。土壌の目は細かく柔らかく変わっていく。

第二陣は米糠のすき込みを想定している。JAさんから頂戴する予定なので、先方のご都合次第で予定は立てにくい。入手次第取り掛かる予定だ。無論、この際もミニ耕耘機は数回走らせる予定なのだ。土壌改良に時間を掛けて畝立ては植え込み直前になるかなと。本当は年により場所替えできれば最良なのだが、こればかりは何ともはや。

 

 

 

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孤高の訪問者

2025年01月20日 05時10分36秒 | 耕作放棄地

冬場の真っ最中となった。そろそろ冬鳥が訪ねてきても・・・・・そんな思いを抱いていたら、運良く来訪者の出現のようだ。ジャガイモの栽培用地を想定して畑作りを行っている。ミニ耕耘機を走らせているので、土中から虫達が・・・・・との思惑で来訪したのだろう。訪問者はイソヨドリ、名前からしてヒヨドリの仲間かと思いがちだが、ヒヨドリ科では無くヒタチ科に属するようで別種の鳥のようだ。主に海岸や岩場で生息するようで、ヒヨドリとは異なってるようだ。何処の海岸や岩場なんだろう。

農園にはヒヨドリの来訪も多いのだが、イソヒヨドリとは異なりこちらは渡り鳥と留鳥の2タイプが存在するようだ。鳥の大きさは、ヒヨドリ>イソヒヨドリといった印象。ヒヨドリが花の蜜を好むのに対しイソヒヨドリは虫達がお好みらしい。本日の来訪者も耕耘後の土壌を虫達をか探しまくってるようだ。

ヒヨドリはどちらかと言うと梢の上からジッと眺めるに対し、イソヒヨドリは人の近くでも餌探しに余念が無いようだ。似たような鳥だが習性は異なる模様。共通するのは単独行がほとんどという点だろうか。群れて飛び回ってる姿は見たことが無い。ムクドリの集団性に対しヒヨドリはどちらも個別性のようだ。いわば孤高の訪問者とも言えるかと。

ジャガイモの予定地である2畝を耕耘したが、隅から隅まで探し回っていた。目的の虫達を発見して食事にありついたのか、其処らは不明だが探索の労は惜しまぬようだ。しばらくミニ耕耘機を止め探索に協力したが、楽しい一時を提供してくれたようだ。彼らは本能でショーでは無いのだろうが、見事な舞台演舞とも評価出来るようで。

 

 

 

 

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エンドウの三段構え

2025年01月19日 05時01分29秒 | 耕作放棄地

毎年の事だがエンドウの栽培を続けている。マメ科の野菜は好物で、とりわけエンドウは重宝している。スナップにしても実エンドウにしても用途が幅広いのだ。今年も例外では無く、昨年11月に種蒔きした物が成長中だ。例年と異なるのは、意図した訳では無いが三段構えの栽培となっていることだ。11月の始めに種蒔きしたものの、長い間発芽しなかった。そこで死滅と判断して二度目の種蒔きを。念のため一部三度目の種蒔きをも。結果、発芽が遅れただけで全てOKだったのだ。

まずもって全般的な概観を。エンドウの苗は25センチ前後となり色つやも良く元気そのものだ。順番に画像を挙げますが、上段から一段目のエンドウ、続いて二段目のエンドウ、最後に三段目のエンドウなのだ。種蒔きの順番で多少大きさに差違が生じるのは致し方無いかと。

信長の長篠の合戦では無いが、結果として三段構えの栽培となってしまった。無事に全部が成長すると、とんでもない分量となるのではと半分冷や汗をかいている。それにしてもエンドウの発芽は遅めのようだ。二週間ほど待って種子の生死の判断を行ったのだが少々早すぎたようだ。従前は畝に直まきをしていたが、ビニールポットを準備しポット苗の段取りをした方が成長はよろしいようで。

スペース的に余裕があれば意図的に2回目、3回目の種蒔きの実施もよろしいかと。「時差収穫」が可能で長期にわたり収穫物の恩恵に与れます。但しツル有りエンドウの場合ネット環境の構築が必要で、資材の準備と手間暇がダブってくるのはご承知のとおりなので悪しからず。

 

 

 

 

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タマネギの追肥

2025年01月18日 05時02分57秒 | 耕作放棄地

タマネギを栽培している。昨年11月に苗を植え込み、本年6月に収穫の予定だ。昨年のタマネギ栽培は半分失敗に終わった。白タマと赤タマの栽培だったが、白タマがほぼ全滅、原因は病気の発生かと思われる。病気の根源を探ると、多年にわたる連作や密植或いは多肥等が考えられる。今年は慎重に栽培するつもりだ。まずもって栽培地を変更した。続いて多肥の縮減に努めている。株間も従前以上に空けたつもりだ。

肥料の問題だが、栽培期間で都合3回を予定している。12月に1回目の追肥を実施、今回2回目の追肥を行う.そして3回目(止め肥え)を3月に予定している。2回目の追肥だが鶏糞を準備した。先日購入し搬送した物だ。留意すべきは少なからず且つ多すぎないこと.加減が難しいがそこはヤマカンで。株と株の間に散布することにした。用具はバケツと柄杓の2点だ。ペットポトルの底を切り取り、逆さまにして肥料散布器とする強者もいるそうな。

子狸のタマネギ畑は霜害予防に籾殻を散布している。畝の表面が黄色いのはその故だ。間もなく大寒、霜の発生しないことを願いたい。籾殻の上に鶏糞を散布していく。色合いが黄色から茶色へと変色していく。鶏糞なので米糠と違い、鳥や獣の襲撃を考慮する必要が無いのが有り難いところだ。

さて鶏糞の散布だが、バケツに満配し、柄杓で分量を加減しながら株簡に散布していく。直接根元に被らないように留意する。白タマと赤タマの2畝に撒き終わったら有線放送のスピーカーからは昼の音楽が。そう長い作業でも無かったのだが腰に負担が掛かったようだ。中腰の姿勢を続けたので、エコノミー症候群の発生かとの疑念を。

 

 

 

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モグラ塚の出現

2025年01月17日 05時23分07秒 | 耕作放棄地

畑の愛らしい小動物にモグラの存在がある。小さなネズミ位の大きさで、外観は愛くるしい存在だ。一寸目にはペットとも成りかねないが、立派な害獣でもある。外観に惑わされてはなるまい。モグラの主食はミミズで、ミミズを補食するために畑の地下を掘りまくる。栽培野菜の根が切断され枯れ死するはめに。しかも掘ったトンネルをネズミが再利用するようで、こちらは主として根菜類を食害するのだ。

従ってモグラの痕跡を発見したら対処が必要だし、場合によっては防御処置が必要となる場合も。防御策として一般に取られるのが風車の設置である。ペットポトルを加工して風車を作り、地下に振動を与えてモグラを防御するものだ。効果の程は不明だが、彼方此方で見掛けるので相応の結果が出てるのだろう。

防御では無く対処となればトンネルを破壊するに限る。破壊の目印は「モグラ塚」である。どうも彼らには掘った残土を一箇所に集積する癖があるようで、画像のような小山が時折見られる。トンネルは小山の付近にある事が多い。小山付近を目印に掘り返してみると、地下20センチ位にトンネル穴が存在した。耕作者によってはトンネルに発煙筒の煙を流し込む事例もあるようだが、効果の程は不明だ。子狸の場合、スコップによる破壊工作がメインかな。

モグラは栽培者の天敵でもあるが、狙いは上述のようにミミズだ。ミミズが多い土地は豊穣な大地であり、土壌作りが上手くいった証でもある。モグラの存在は耕作者の技能を証明する証明書代わりなのかも知れない。

 

 

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