にちにち是好日

(*^^*)日記レヴェル

褒められたくて

2012-09-08 23:46:54 | 
高倉 健さん 今年81歳なんですね・・・

高倉さんのエッセイ本 「あなたに褒められたくて」 読んでみました(1991年の本)

ちょいと抜粋してupします

明治生まれの母が 亡くなり
お墓の母の前で、じーっとうずくまっていると、子供の頃のことが走馬灯のようにグルグル駆け巡って・・・

お母さん 僕はあなたに褒められたくて、ただ それだけで… 

あなたが嫌がってた 背中に入れ墨を描れて 返り血浴びて、さいはての「網走番外地」 「幸福の黄色のハンカチ」 雪の「八甲田山」 

30数年 駆け続けてこれました。

最後のページには 「あなたに代わって、褒めてくれる人を誰か見つけなきゃね。」で おわってます

それから 高倉 健さんが想う人への 文面もありました

「人が人を傷つけるとき、
自分が一番大事に想う人を、いや、むしろ
とっても大切な人をこそ、
深く傷つけてきたような気がする。

そして いつのころからか、本当に大事だと思う人からは、できるだけ遠ざかって、
キラキラしている思いだけを
ずっと持っていたいと 考えるようになってますね。

くっつかなければ 別れることはない。

人には それぞれ いろいろな しがらみと事情とかあって。
そのときに 自分は こうです と言えない
というの ありますよね。」


この本とは 別ですが、今 映画「あなたへ」上映中ですけど、

その映画のプロモーションで訪れた 富山刑務所での おはなし。


集まった受刑者の数は350人あまり。

開口一番、健さんが言った言葉、

「自分はたぶん、日本の俳優では一番多く皆さんのようなユニフォームを着た俳優です」

その一言で、会場がドッとわき上がりました。
(今回の映画で健さんが演じるのは、刑務所での作業を指導する技官だそうです)

そして スピーチの最後に 受刑者に語りかけた言葉

「みなさん、一日も早く、あなたにとって大切な人のところへ 帰ってあげてください」


涙ぐむ受刑者 多かったそうです…。
  

映画放映中「あなたへ」も、
高倉 健さんの心の中にいる女性に「褒められたくて…」
そんな想いが あったり?するのかな…
 
コメント (2)
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