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淀川の鵜殿の葦焼きも先週26日に済み、啓蟄も2日前に過ぎた。そして、雨の中でも雀の鳴き声が近くで聞こえるようになった。冬の間は森に隠れて鳴き声を聞かないでいたが、人の住む近くに戻ってきたようだ。もう少しで土筆も芽を出すことだろう。一日一日自分は変わっていかないが、時は流れているんだなと気づく。万民に平等に与えられているという時間ではあるが、その使い方はさまざまである。何も考えず腰の軽い人、いろいろと考えすぎて腰の重い人、要領のよい人、悪い人、相手におもねる人、けなす人、……。集団社会に3・4・3の理論があるという。働き蜂でも蜜をよく取ってくる優秀な蜂が3割、一般的な普通が4割、あまり蜜を取ってこれない劣る蜂が3割居る。企業社会でも同じだという。たとえ、優秀な社員をヘッドハンティングして劣る社員を放出して入れ替えても、結局3割の落ちこぼれ社員が出てくるというのだ。インセンティブを与えてもすべての社員が優秀にはなれない。そこが社会心理学の面白いところだ。人もさまざま、時間の使い方もさまざま、それで好いのではないか。これではいけないと志が芽生えれば、step by step で上を向いて歩くときもあろう。開き直った自分にあきれながら思う。