糖質0%、アルコール0%のビールが出ている。飲んでみるとサイダー&コーラみたいで少し変だ。ビールらしい味が伝わってこない。好き好きだが、W-ZEROよりALL-FREEの方がましだ。せめてビール味のする発泡酒(アルコール5.5~6%)か、発泡性リキュール(アルコール5%)かを選びたい。値段的に350ml一缶100円の後者が手軽に飲めて結構よい。今年から黒ビール種も出て、独特の黒ビール味が味わい深い。本当のビールを飲むのは戸外か、お店か、お客さんが来た時くらいの特別な時になってしまった。だから、そんな特別な時のためにと、プレミアムモルツとか言ってさらに1ランク上のビールが作られている。この辺が商魂たくましい業界の特徴が出て面白い。特性、価格が極端から極端へ追及されいく、果てしない勝負の世界である。
ビール・発泡酒の定義
・ビール=麦芽、ホップ及び水を原料として発酵させたもの。
*黒ビール=ビールの原料である麦芽を焦がして醸造した濃色のビール。
*生ビール=醸造したあと、加熱殺菌をしていないビール。
・発泡酒=麦芽又は麦を原料の一部とした酒類(主に麦芽比率が25%以下と低いビール(ローモルトビール))で発泡性の炭酸ガスを含んだもの。
・リキュール(発泡性ビール)=原材料として発泡酒が使用され、それに小麦または大麦を原料の一部に使用したスピリッツ(蒸留酒)を加えたもの。~第三のビール(ビール風味アルコール飲料)
・ノンアルコールビール=ビール風味の発泡性炭酸飲料(アルコール分が1%未満は酒類とならずビールテイスト飲料に該当)
*キリンフリー、サントリーオールフリー:ビール製造と同様に麦芽を糖化させホップを加えて煮込んだ麦汁をベースに、酵母菌は入れず不純物を取り除いて炭酸やその他の成分を加える方法による。
*アサヒダブルゼロ:麦汁を使わずに麦芽から取れる麦芽エキスにさまざまな成分を加える方法による。