家人に料理を入れて出した器だったが、ヒビが入っていると言うだけであとは何も言わなかった。私の気に入っていたお皿でよく見るとやはりヒビが入り割れていた。なぜ とお皿に聞いても答えはしてくれない。それで自分に聞くも思い当たる節はない。家人に訊けば丁寧に扱わないからだろうと言われるのが分っているので尋ねない。何でも命があり、このお皿は今日が寿命だったのだ。「金継ぎ」と言う修復方法で器の割れ、欠け、ヒビを直すやり方もあるが、そこまでして器を使いたいとの思い入れはない。また、延命治療をしてもお皿にとってありがたい場合とありがた迷惑な場合もあるだろうと勝手に想像して捨てることにした。購入するときは気に入った器でも使っているうちに何か嫌になってまだ使えるのに捨てる場合もある。それの方が器にとって酷である。だから、私は器以外でも物が寿命で使えなくなるまで使う主義であるが、寿命が来たら仕方ないとあっさりと捨てる。家人は修理をして使う方だが自分自身に対しては延命治療をして欲しくないと言う。
今日の夕食は、
◆チリコンカン ◆スペイン風オムレツ ◆トマトサラダ ◆水菜の辛し醤油 ◆ご飯
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