国民健康栄養調査の聞き取りのお仕事を夕方から保健所へ行ってやって来ました。栄養調査は結婚する前、学校に残っていた時の私の仕事でしたので今どのように変化しているのか興味がありました。コンピューターで集計するのでしょかコード表示に変更します。もう40年近く前の事ですが五島列島や奈良の曽爾村へ行った事が懐かしく思い出しましたし集計で毎日遅くまで一人で計算していたこと、まとめて大学にとどけたこと、充実した日々を送っていた頃が本当に懐かしい。
今日の夕食は、
◆さっぱりロールキャベツ ◆グリーンサラダ半熟卵入り ◆きのこのガーリック炒め ◆ご飯
~仕事で帰りが遅かったですが8時半過ぎに二人で食事をしました~
たばこの喫煙者が肺がんになるのだとばかり思っていたが違うらしい。肺がん者で男性の3割、女性の8割は非喫煙者だと言う。ではその人たちの原因は通常の空気の中の様々な化学物質(4000種)によるらしい。たばこの場合43種の発がん性物質が含まれており、肺の入り口付近でがんになる。一方非喫煙者の場合肺の深い所末端の肺胞で出来る肺腺がんである。肺胞は直径0.3mmでブドウの房のような状態で血液が酸素を吸収、二酸化炭素を排出する。
肺腺がんになる人、ならない人がいるのは何故か。それは白血球の一種マクロファージ(体のお掃除屋さん)が肺胞にも居て(肺胞マクロファージ)、細菌が入ってくると少ないときは取り込んで活性酸素で分解し、多いときは活性酸素を周囲に放出して細菌を一度にやっつけると同時に細菌が傷を付けた肺胞を抗がん作用のある物質を出し治癒するが、肺胞マクロファージが死んで細胞の傷を修復をしなくなった時発がんする。では肺胞マクロファージは何故死ぬのか。肺胞マクロファージは前述の空気の中の化学物質に対しても活性酸素を出し、出し続けることにより己をも殺すことになると同時に細胞をも傷つけ、傷ついた細胞ががんになる。
女性が多いのは実は女性の中に肺の細胞に女性ホルモンがくっつく受容体を持っている人がいる。その細胞の遺伝子が傷ついたとき、女性ホルモンは細胞の受容体にくっつき、がん細胞へ促す働きをしてしまうと考えられている。現在効果があるとされる予防法は大豆で、大豆に含まれる大豆イソフラボンは、女性ホルモンが傷ついた細胞にくっついてしまうのを邪魔し、がんになるのを防いでくれるとされています。
肺腺がんの検出はX線写真では深いところなので見えない。CTで検査すると1~2mmのものまで分る(費用1~1.5万円)。2年に1度は肺がん検査を受けて欲しい。喫煙者は半年に1度と早期発見に努めて欲しい。
喫煙者のニコチン代謝物コチニンは吸ってから何十回と吐く息の中にまだあり、5分間以内に他の人と話をすると相手を受動喫煙者にしてしまうので注意が必要だ。~ためしてガッテン要約