お雛まつりの思い出

今日はお雛まつりだった・・・

大阪での講座を終え帰宅したらもう10時
お雛まつりを祝うことなく過ぎてしまった。

子どもたちも大人になったせいもあり
なんと今年は、お雛まつりの特別な行事をするのを
忘れてしまっていた。

私が嫁いだころ
夫の母は毎年、自分の子供の頃の年代物の
お雛様を鼻歌まじりで楽しそうに床の間に飾り
桃の花や雛あられを飾っていた。

孫のお雛様が飾ってあっても
必ず自分のお雛様も飾っていた。
実は髪ももしゃもしゃで装飾もずいぶんくたびれていた。
でも、母は「お雛様は毎年飾ってあげにゃね」と
ひとつずつ丁寧に包装をといていた。

そんな母を見て心にゆとりがあるなあ・・と思っていた。

文化的な日本の行事が好きだった母。
お茶やお華が好きで、謡もしていた。
縁側で着物も縫っていた。
私も嫁いでたくさんのことを教えてもらった。

私もおばあちゃんになったら
心にゆとりをもって文化的な行事を楽しみたい。
日本の四季の素晴らしさを行事とともに
孫たちと自然にふれるような生活を過ごしたい。

いろんなことを知っている
にこにこした笑顔のかわいいおばあちゃんになりたい・・

お雛まつりに思う母の存在の素敵さ
こんなふうに思いだしてもらえる人間になりたいな。

今日も読んでくれてありがとう　


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