先日、お得意さんや、
教育講演会で現役医師で話されていた、
「医師になる要素」は、
ちょっと意外なものでした。
わが子は、今年度3回、
国立大学オープンキャンパスに参加していますが、
どこでも言われるのは、
「学力の高い学生が欲しい」
ということ。
そりゃそうだ。
実際偏差値65以上なんて、かなり高いに決まっている。
でも、お得意さんは苦笑され、
「確かに勉強することは多いから、
一定の学力は必要だけど、
それよりも大事なことはある」
と言われました。
講演会の医師も、
「もちろん学力は大事。
でも、それよりも大事なことは、
人の話がきけること」
と言われました。
お得意さんも現役なので、
「少ない診察時間で、
患者さんの様子をくまなく見、
何を隠されているのか、
常に疑って可能性を探らなければならない。
そして、患者さんの一言一句聞き漏らしてはならない」
と言われていました。
「平凡だけど、勤勉な努力家。
そしてコール3回以内で出て、
すぐ走ってくる若い医師がいいな」
余談ですが、看護師さんは、
走るのも食べるのも、
速い人が多いらしいです。
そして大事なことは、
「プライドの高い人は、医師には向かない」
これは実に意外でした。
「研修医とか新人の頃、
わからなければ指導医、
専門医になってもわからなければ、
上級医に、とにかく聞く。
自分で見当で片づけない。
一番大事なことは、患者さんを助けること。
ドラマのように、自分がワンマンでやると言うのは、
一緒に働く仲間として、最悪。
ひとりで難しい手術をやるとか、
そんなことを大学病院は求めていない」
と言われました。
実際、地元の大学は、
聞きやすい環境にあると、
別件の勉強会でも言われていました。
家族や親せきが医療関係だと、
視野が狭まるので、
なるべく外の世界に目を向けることも大事。
一般人は知らないことが多いと、つくづく思いました。
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