広島再訪－3－

続いては「大和ミュージアム」です。

軍港として栄えた戦前から、世界的な造船の町に至る現在までの呉の歴史や
戦艦「大和」を建造した技術、またその技術が現在の造船・鉄鋼技術にどう生かされているか
そして日本の歴史や平和の大切さについて学ぶ施設。

学生時代からどうも社会、それも特に歴史が苦手だった私ですが
この年になってようやく、少しずつですが日本の歴史について知ろうと思うようになりました。

　ま、知ろうとしてるだけで詳しくもなってないし
　今でも苦手なことに変わりはないのですけどね

館内に入るとすぐに目に飛び込んでくるのが、10分の1の戦艦「大和」


10分の1でもすごい迫力です。
当時の最先端技術の集大成として建造された「大和」
その技術は現在、大型タンカーや自動車、電化製品などあらゆる方面に応用されているそうです。
とても興味深い資料でした。

零戦や潜水艦、魚雷の実物資料も。
それらと共に展示されている乗組員の遺品や遺書には、戦争の悲惨さや平和の大切さを感じずにはいられません。


また、船を作る技術を実験や体験で楽しく学べるエリアもあって、
私は操船シミュレーターに挑戦


とってもとっても盛り沢山な資料館でした。
修学旅行生と思われる生徒さんたちや、外国人の方も多くいました。
外国人の方はほとんどがイヤホンガイドのようなものを聞いていたので
日本語がわからない来館者向けのサービスも充実していたように思いました。

この大和ミュージアムとてつのくじら館ですっかり時間を使ってしまい
あっという間に時間切れになってしまいました

もうしばらく広島に行く予定はないけれど、いつかまた行く機会があったら
再訪してみたい呉のまちでした。

広島再訪－2－

前回の1泊2日の広島旅では宮島に行きました。そして今回は呉に行ってきました。

目的地は呉駅前にある【てつのくじら館】と【大和ミュージアム】です。

まずは「てつのくじら館」から。

ここは海上自衛隊の資料館。
海上自衛隊の歴史や活動、潜水艦や掃海について知ることができます。

そしてとっても興味深いのがこちら（↓）
８年前まで現役だったという実物の潜水艦「あきしお」が展示されているのです。


この潜水艦の形、くじらみたいです
だからきっと「てつのくじら」というんでしょうね。

この潜水艦の下をくぐって資料館の中に入ります。


資料館の３階からはなんと潜水艦の中にも入ることができるんです。
操縦室（っていうのだろうか？）に座って自衛隊気分？


資料館の外に出て潜水艦を間近で見ると、やはりそのドでかさには驚きます。
それでも艦内の活動スペースは狭いのですけどね。


こんな立派な資料館が無料だなんて。
満足した私たちは呉の海を眺めながら海軍カレーをいただき、「大和ミュージアム」に向かいました。

広島再訪－１－

先週末は台風が日本列島を駆け抜けていきましたね。
みなさん被害はありませんでしたか？
我が家はというと、ベランダのサンダルなどが飛ばされないよう部屋の中に避難させましたが
台風きたの？という程度の雨だけで、拍子抜けでした


そんな台風の心配のさなか、(日)(月)で２度目の広島訪問をしてきました。


台風で電車が止まるんじゃないかという心配もありましたが、結論から言うと
何の影響もなく、広島に向かうにつれて天気はどんどん回復。
大分では少し雨でしたが、広島に着いたらすっかり晴れ渡っていました。

日曜日は前回の広島訪問同様、マツダスタジアムにての野球観戦。
今回の観戦は岡山から来た夫の会社関係の友達２人も一緒でした。
４人で阪神のユニホームを着て応援してきましたよ

この日の試合は、広島の石井琢郎選手の引退セレモニーもあるということで満員御礼。
今年で引退する阪神の金本選手も最後のマツダスタジアムということで
セレモニー的なイベントが満載で盛りだくさんの試合でした。

試合前に広島の選手から金本選手への花束贈呈




試合は２－１で阪神が勝ちましたが、最後の最後までドラマチックでドキドキする試合展開。
だって、９回裏２アウト２・３塁、１打サヨナラの場面で打席は石井選手ですもん。
やっぱりスポーツっていい　と思いました。

試合後は石井選手の引退セレモニー。
広島、阪神両選手が見守る中でのあいさつ。


胴上げの写真は上手に撮れませんでした


スポーツ観戦は楽しいです。筋書きがないから。
今シーズンも残りわずかで、もう生観戦の予定はないけど、また来年観戦できるといいな

初広島～宮島編～

広島1泊2日の2日目は、宮島に行ってみることにしました。

宮島へは、広島駅から電車で約30分、フェリーで約10分で着きます。

今まで私、広島のこと、ほとんど知らなかったんですけど
宮島って本当に「島」なんですね
電車でちょっと行けば着くと思ってたんですが、フェリーで海を渡るなんて驚きました

まぁ、フェリーで渡ると言っても乗船時間は10分なので渡し船感覚ですが。


この日はお昼が干潮だったので、私たちが宮島に着くころは大鳥居まで歩いて行けました。
フェリーが宮島に着く間際に撮った写真です。
鳥居の下にたくさんの人がいますね


潮が満ちる前に、と、私たちも真っ先に大鳥居まで行ってみました。
その後厳島神社へ。

厳島神社の本殿の中から大鳥居を眺めてみると…


厳島神社の参拝を終えた後は、宮島水族館に行ったり、参道を散策しながら
揚げ紅葉まんじゅうを食べたり、ランチはカキづくしの定食をいただきました

宮島にはいたるところにシカがいるんです。
ここは奈良公園か　みたいな感じで。
観光客が触ろうと、写真を撮ろうと、シカたちは全くお構いなし。
マイペースでうろうろしてます。

中には宮島名物あなごめしを食べようかどうか悩んでるシカも(笑)


そうこうして宮島を後にする頃には、イイ感じで潮も満ちてきて
先ほど見た光景とはまた違った趣の鳥居や神社本殿を見ることができました





宮島滞在時間は５時間ほどでしたが、可能ならもうちょっといたかったかも。
満潮と干潮の両方の景色を見たいし、神社やお寺、五重塔もあったし
ロープウェーで山登りもできるみたいなんです。
紅葉の時期なんて素敵だろうな～

初めての1泊2日広島弾丸旅は慌ただしい旅だったけど、とても楽しめました
思ったより大分から近かったし、また行きたいところです

初広島～野球観戦編～

平和記念公園からホテルに戻り、一休みした後はマツダスタジアムへ。

これまで野球観戦した球場は、京セラドーム、甲子園、東京ドーム、札幌ドーム、福岡ドームの５か所。
いろんなところで観戦したいな～と思っていたので、６か所目のマツダスタジアムに
行くのはとても楽しみでした

スタジアムに向かう道路ではマンホールもカープ


ローソンもカープ


地元色があっておもしろ～い

座席からの眺めはこんな感じ


屋外球場は甲子園以来だから何年振りだろう？
７～８年振りかな？
屋外だけに天気が心配でしたが大丈夫でした。
デーゲームだったらキツイけど、ナイターだったので日が沈んでからは風も心地よいし
楽しく観戦できました

ジェット風船も飛ばしましたよ


今年は下位をうろちょろしてる阪神ですが、この日はブラゼルの３ランで３－０の勝利
良かった良かった。
ホテルに戻って夫と祝杯をあげましたとさ

初広島～平和記念公園編～

ちょっと時間が経ってしまいましたが、8月26、27日と1泊2日で広島へ行ってきました。
なぜ広島か、そのきっかけはいくつかありまして…

一番のきっかけは「日本三景を見に行きたい」というものでした。

私も夫も仙台に住んでいた時に「松島」には行きました。
そして今回大分に引っ越してくる途中に「天橋立」に行きました。
こうなったら日本三景のあと一つ「宮島」にも行きたいよね。

そう思っていたのです。
ただ、こんなに早く実現できるとは思ってませんでしたけど

いつか広島に行ったら宮島のほかにどこに行きたい？という話を夫としてて
やっぱり原爆ドームは行っておかなきゃ、とか
呉の大和ミュージアムも行ってみたいよね、とか
マツダスタジアムで野球も観てみたいな～、とか
お互いの希望が一致

そして何気なくマツダスタジアムの予定を調べてみると
私たちにとって何とも好都合な日曜ナイターの阪神戦があることがわかり
「いつか」という程度だった広島行きが一気に現実のものとなったのです

大分から特急と新幹線を乗り継いで2時間20分ほどで広島駅に着きました。
初めて関門海峡を渡ることにワクワクしてたのですが、新幹線はトンネルの中。
景色は何も見えないし、いつの間にかトンネルに入って、いつの間にか山口入りしてました

ホテルに大きな荷物を預け（チェックインには早い時間だったので）平和記念公園へ。





鉄骨がぐにゃりと曲がって一部の外壁を残すのみとなっている姿…
今までテレビでしか見たことのなかった原爆ドームを目の前にし、
時期的にも福島の原発とリンクする気持ちと相俟って
悲しいような辛いような怖いようななんともいえない複雑な気持ちになりました。

ボランティアでガイドをしているという被爆者の方の説明も聞きました。
広島の原爆について、いかに自分が今まで無知だったかを痛感しました。
これまではどこか他人事だった原爆。
毎年8月6日に行われる記念式典も‘テレビで見るもの’でした。

でも、今はいつもテレビで見る式典開場に自分がいて、目の前には被爆者のガイドさん。
私の中で‘テレビで見るもの’は‘現実のもの’になりました。

時間がなくて資料館には行けませんでしたが、ガイドさんの説明を聞けたし
行く価値はありました。
心に湧いたいろんな思いを胸に、慰霊碑に手を合わせ公園を後にしました。