門前の小僧

能狂言・茶道・俳句・武士道・日本庭園・禅・仏教などのブログ

明日は新橋「寺子屋素読ノ会」あります。

2013-11-24 13:01:50 | カルチャー講座
11/25(月)寺子屋素読ノ会、11月講座があります。
http://nobunsha.jp/img/terakoya%20annai.pdf

●『風姿花伝』を読む 17:30~

今回は第三「問答條々」を読み進めます。父観阿弥と世阿弥の芸の核心に触れるQ&A形式です。第一問は「なぜ開演前の会場を見ただけで当日の能が成功するか失敗するかが占えるのか」。

●『南方録』を読む 19:30~

第三章「棚」を読みます。そもそも秀吉のもてなしのため利休が設えた、別室での茶道具名物の飾り。これを元に津田宗及が浅野長政、宇喜田秀家らと考案した〔鎖の間〕での飾りと茶事。「後々茶の湯が廃るもと」と利休は厳しくこの間での接待を禁じました。

神仏の国、サービス立国

2013-11-24 08:44:06 | 日記
日本の未来について、もっと多くの人が意見を積極的に交わすべきと、ぼくは常々考えています。

ものづくりもITも昭和・平成の日本を牽引してきた、とても大事な産業だと考えています。
しかし、世界に類を見ない歴史と文化をもつ日本の観光やサービスに、国と政府はそれほど目を向け、力を入れてきたとはとうてい思えません…。みんな民間にまかせっきりでした。
60-70年代はものづくりが日本の成長をリード、90-00年はITが脚光を浴びました。そして、10-20年代こそ日本の真のサービス力を世界に問う時代なのでは、と考えています。

ハードよりも、ソフト。新規なアイデアや着想のみ追い求めるのではなく、より豊かな心と深い精神性に基づくサービスを全世界に知らしめるべき。たとえば、絶対平等と生命重視を根本とする日本の仏教に、未来のサービスのヒントがあるのでは…とひそかに考えています。