ぼくは古典翻訳を通じて、古典名作を現代のことばで再生、紹介しています。
名作を広く紹介することに加え、実はひそかな目論見として「昭和」の
美しい言葉、消滅させるべきではない語彙を150年後に残そうともしているのです。
さて、一部報道で伝えられていますが、平成になって近代の日本語が変わりつつあります。
ひとつは「読み」。
たとえば、今の20代~30代の人は、
「雰囲気」を「ふいんき」と発音している。
もちろん正しくは「ふんいき」。
一度後輩に確認したところ、文字(かな)で書く場合は、
「ふんいき」と書くと答え、自分自身不思議そうな顔をしていました。
先日地元バスの中、若い夫婦の会話から採取した変容日本語は、「全員」。
奥さんが「ぜいいん」「ぜいいん」といっているので、なんだろうと
耳をすませてみると、文脈から「全員」を「ぜいいん」と発音していたのです。
ふんいき→ふいんき
ぜんいん→ぜいいん
現代日本語特有の音便変化がじわじわと進んでいますね。
名作を広く紹介することに加え、実はひそかな目論見として「昭和」の
美しい言葉、消滅させるべきではない語彙を150年後に残そうともしているのです。
さて、一部報道で伝えられていますが、平成になって近代の日本語が変わりつつあります。
ひとつは「読み」。
たとえば、今の20代~30代の人は、
「雰囲気」を「ふいんき」と発音している。
もちろん正しくは「ふんいき」。
一度後輩に確認したところ、文字(かな)で書く場合は、
「ふんいき」と書くと答え、自分自身不思議そうな顔をしていました。
先日地元バスの中、若い夫婦の会話から採取した変容日本語は、「全員」。
奥さんが「ぜいいん」「ぜいいん」といっているので、なんだろうと
耳をすませてみると、文脈から「全員」を「ぜいいん」と発音していたのです。
ふんいき→ふいんき
ぜんいん→ぜいいん
現代日本語特有の音便変化がじわじわと進んでいますね。