言の葉花壇

何度聞いても美しい日本語に、今日もマナ女とカナ女がにぎやかに呟きます。ぜひお気に入りを見つけてください。

千重に百重に

2021年05月12日 | 万葉集

#千重に百重に……★☆ 心には 千重に百重に 思へれど 人目を多み 妹に逢はぬかも: 詠み人知らず : 歌意:心では何重にも恋しく思っているのに人目が多いので、愛しいあの人に逢うことができない。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ #万葉集 第十二巻より■□■

 

 みんなぁ、元気ぃ~?

読み方やでぇ~

こころには ちへにももへに おもへれど ひとめをおほみ いもにあはぬかも

 みなさん、お元気?

千重に百重に(ちえにももえに)=は幾重にも幾重にもという意味よ。

思へれど(おもえれど)=思っているけれど。

人目を多み(ひとめをおおみ)=人の目が多いのでよ。

 な~んか、男の子の言い訳ぽいわ。

だって、人目があるから会われへんなんて・・・

ウチは恋したらいつだって会いたいやん。

 今ならそうね。

昔の日本人は謙虚だったのよ。

自分たちの恋を人に知られたくないって思ってたのね。

 そっか~!

「しのぶ恋」って言う訳や。

そうやなぁ~、それもそれなりにいいかも。

 ウフフ、マナちゃんは恋だったらなんでもコイね。