ガ ム
先日の『認知症の始まりは歩幅でわかる』を読んで思い出したことがあります。ガムのことです。
会社に入って自動車を運転するようになったとき、上司が「運転するときはガムを噛むとよい」と教えてくれました。ガムを噛むとパルスが出て脳に刺激を与え、頭がハッキリするということでした。確かに運転するときにガムを噛んでいると眠くなるようなことは全くなく、その後、退職し免許を返納するまで長距離を運転するときには必ずガムを噛んでいました。
その上司はまた「パルスが脳の神経細胞を刺激すると頭がよくなる」とも話していました。
今では「よく噛むこと」が認知症予防につながるということはよく知られています。しかし、当時はまだ「認知症」という言葉さえなく、今のようにテレビ、新聞、ネットなどで脳の老化や病気に関する情報をたやすく得ることのできる時代ではありませんでした。
今更ながらそのときの上司の博識ぶりに敬意をはらう次第です。
ネットでみるとガムを噛む効果として
・ 唾液の分泌を促進
・ 唾液の自浄作用によりむし歯、歯周病や口臭を予防
・ 唾液により歯の表面を再石灰化
・ 脳への血流をアップさせ、脳を活性化し認知症を予防
・ 唾液が消化を助け、胃腸の働きを活発にする
・ 顎と筋肉を鍛えることで歯並びや顔立ちを良くする
何年かぶりにガムを買ってきました。