3月16日 (木曜日) 晴 気温あがる。
畑でサクつくりを行った。
【三山春秋】
▼トヨタが富士重工業(現スバル)とスポーツカーを共同開発した
舞台裏を描いたノンフィクション『どんがら』を読んだ。
新型車誕生までのプロセスは実に興味深かった
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
▼主人公はチーフエンジニアの多田哲哉さん。
トヨタのスポーツカーを復活させた立役者としてメディアに取り上げられることも多い人物だが、
描かれるのは巨大企業内の調整や不和、富士重工との企業文化の違いなど
組織で立ち回ることの難しさばかりだ。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
▼著者の清武英利さんは元新聞記者で、
プロ野球の球団代表を解任された過去がある。
組織運営が一筋縄ではいかないことをよく知る人ならではの視点であろう
▼タイトルの「どんがら」はエンジンや内装のない、
基礎となるむき出しの車体のこと。
トヨタと富士重工の間を何度も往復して完成したどんがらを
太田市内の工場で見た瞬間、多田さんはようやく夢の結実を実感したという
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
▼中国の自動車メーカーBYDが日本市場に投入した電動自動車に、
館林市内の子会社で試乗した。
短時間の乗車ながら、走りや内外装の質感は国産や欧州産と比べ遜色ないと感じた。
何より低価格は魅力的だ
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
▼こうした新興勢力に相対しようと、旧来のメーカー間の合従連衡が続く。
小説の後半では多田さんが次に挑んだ独BMWとの協業が描かれる。
国境や組織の壁を越え、各社から「乗りたい」と思わせる車が生まれるのを期待したい。
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畑でサクつくりを行った。
【三山春秋】
▼トヨタが富士重工業(現スバル)とスポーツカーを共同開発した
舞台裏を描いたノンフィクション『どんがら』を読んだ。
新型車誕生までのプロセスは実に興味深かった
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▼主人公はチーフエンジニアの多田哲哉さん。
トヨタのスポーツカーを復活させた立役者としてメディアに取り上げられることも多い人物だが、
描かれるのは巨大企業内の調整や不和、富士重工との企業文化の違いなど
組織で立ち回ることの難しさばかりだ。
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▼著者の清武英利さんは元新聞記者で、
プロ野球の球団代表を解任された過去がある。
組織運営が一筋縄ではいかないことをよく知る人ならではの視点であろう
▼タイトルの「どんがら」はエンジンや内装のない、
基礎となるむき出しの車体のこと。
トヨタと富士重工の間を何度も往復して完成したどんがらを
太田市内の工場で見た瞬間、多田さんはようやく夢の結実を実感したという
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▼中国の自動車メーカーBYDが日本市場に投入した電動自動車に、
館林市内の子会社で試乗した。
短時間の乗車ながら、走りや内外装の質感は国産や欧州産と比べ遜色ないと感じた。
何より低価格は魅力的だ
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▼こうした新興勢力に相対しようと、旧来のメーカー間の合従連衡が続く。
小説の後半では多田さんが次に挑んだ独BMWとの協業が描かれる。
国境や組織の壁を越え、各社から「乗りたい」と思わせる車が生まれるのを期待したい。
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