日向ぼっこ残日録

移り気そのままの「残日録」

日本人は心配だが・・

2006年10月20日 19時32分16秒 | 残日録
日本人は、集団的に物事を決着するのが大好きなので心配も多い。
先の大戦でも、今の北朝鮮のように、特高警察による言論統制は、あらゆる場所に目を光らせていた。そして、「鬼畜米英」とか「撃ちてし止まん」、「一億火の玉」など、今の北朝鮮(2千万火の玉なんて言っている)とそっくりだった。集団からはみ出すことを嫌う日本人の気性が戦争への道を突き進んだのだ。

「郵政民営化」でも、それが正義だと吹き込まれ、選挙ではなにがなんだか分からないうちに、怒涛のごとく成立してしまった。それが、じわじわと弱い部分にボディーブローのように効いてきた。過疎地や小さな島で、郵便局が無集配局へと変わっていく。福祉もそうですが、効率化とは結局弱いもの虐めなんでしょう。

しかし、まだまだ見捨てたものじゃ~ない日本人という、うれしいことがあった。組織犯罪防止の目的で制定を急いでいる「共謀罪(犯罪の話をしただけで成立)」について、ネット上で、やり合っているのは、うれしい。
うっかり、飲み屋で冗談も言えない物騒な世の中になるんではとの心配もある。条約批准を急ぐアメリカの策謀は、自国では、州法の壁でブロックされているらしい。

ネット上の論争とは、 「外務省」 と「法務省」 対 「日弁連」である。各ホームページで展開している論争はうれしい限りです。
言論が封じられる貧しい世の中に逆戻りして欲しくないですよ。核武装論議が防衛論の鎧の下に隠れて暴走しないかと心配です。これだけ各国が反対している北朝鮮の核実験でも分かるはずです。日本がもし・・・・では、アジア諸国の猛反対で世界からも総スカン必至です。政府首脳の発言が、大きく取り上げられなかったのは幸いでした。