本日は、金沢男岳祭神瀧守様についてご紹介いたします。
訪問は、2018.02.11です。
皆野町金沢地区には、男岳・女岳という山がありました。
この山で採掘される土が、建築材料に適するということで、現在は採土のための鉱山となり、
山体はほぼ消滅してしまいました。
男岳・女岳は双体の霊山として信仰を集めてきたようで、山頂にはそれぞれ社がありましたが、
男岳はこの金沢、女岳は日野沢の住吉神社に降ろしてお祀りされたそうです。
男岳の祭神は、金沢の源流付近に祀られ、地元の人からは瀧守様、あるいは権現様と呼ばれています。
この地域は水にまつわる神に対する信仰を示す、遺跡や伝説が多く、水の神に関心がある私としては、
今後も継続的に調べたいと思っております。
さて、瀧守様は金沢川沿いに道路を奥に進むと、集落の最奥の山中にあります。
訪問時は、関東が猛烈な寒波に襲われていた時期です。
雪が残っており、足場もよくありませんでした。
水が猛烈に冷たそうに見えました。
厳しい冷え込みの中で、瀧守様の杜に入ると、はっきり気温が下がるのがわかりました。
あまりの寒さに、デジカメが何度も動かなくなります。
参道に大きな岩があります。
目の前に瀧守様の鳥居が現れました。
巨石に対する信仰と、水源に対する信仰がセットになっているようですね。
こちらが男岳の神様でしょうか。
とにかく、極寒で、度々、デジカメがとまるのには参りました。