KAZUの雑記帳

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日本の暦 七十二候ノ51候

2014年10月18日 14時56分17秒 | 日本の暦

季は秋、 季節は晩秋、 24節季は寒露   

51候=蟋蟀在戸 (きりぎりすとにあり)   戸口で秋の虫が鳴くころです。     

新暦10月18日~10月22日の5日間 

風物詩

「季節」 昔は、「こおろぎ」のことを、「きりぎりす」といいました。とはいえ、どちらも、秋に鳴く虫の総称とした使われた言葉ですから、特定の虫をさいているのではないでしょう。現在では、「こおろぎ」と入力しても「蟋蟀」と変換してくれます。「虫」というだけでも、秋に鳴く虫をさし、すだく声は時雨にたとえられました。「虫時雨」とともに、秋は深まってきます。

「虫」 蟋蟀(こおろぎ) : 昔は、コオロギの声を『肩刺せ 裾刺せ 綴れ刺せ(肩を縫いなさい、裾を縫いなさい、針仕事をしなさい)』などと聞いて、冬支度の繕(つくろ)いものをしたそうです。そこから名付けられた「綴れ刺せコオロギ」。ほかにもビブラートのかかった美しい声なのに閻魔大王のような顔をした「閻魔蟋蟀(えんまこおろぎ)」。顔が「おかめ」の面に似ている「阿亀蟋蟀(おかめこおろぎ)」などコオロギの仲間は、なかなかの個性派ぞろいです。

「花」 竜胆(りんどう) : 根が竜の肝のように若いということから、この名が付いた竜胆。名前とはうらはら、青紫の可憐な花をさかせます。「枕草子」には、ほかの花が霜枯れしているのに、華やかな色合いで咲いていて趣があると書かれています。

「鳥」 千鳥(ちどり) : 千鳥の仲間には、冬は南方へ帰ってしまう夏鳥も多いのですが、古くから冬の鳥とされています。霜の降るような寒い夜に寂しげに鳴くので「霜夜鳥(しもよどり)」という異名もつけられました。一年中日本にいる「白千鳥」をさすともいわれ、鳴き声は「ちんちん」とか「ちよちよ」などと聞かれます。

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