KAZUの雑記帳

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日本の暦 七十二候ノ53候

2014年10月28日 13時25分07秒 | 日本の暦

昨日は近畿地方で木枯らし1号が吹いたそうで、 冬が駆け足にやってきます  (あっ! もうそこまで来ている)

 

季は秋、 季節は晩秋、 24節季は霜降      

53候=霎時施 (こさめときどきふる)   「霎」は小雨のこと、「しぐれ」と読ませている暦もあります   

新暦10月28日~11月1日の4日間 

風物詩

「季節」 「時雨(しぐれ)」は、降ったりやんだりする通り雨のこと。万葉のころは、晩秋の雨ととらえられていましたが、次第に、初冬の雨と思われるようになりました。木の葉を色づかせていく雨から、木の葉を散らす雨となっていったというわけです。この頃は「ひと雨一度」といわれるように、雨が降るごとに気温が一度下がっていきます。

「言葉」 「秋霜烈日(しゅうそうれつじつ)」 : 秋の霜は、草木や農作物に大きな被害をもたらすものとして恐れられます。とりわけ、収穫の時期に重ねれば悲惨。そこから「秋霜烈日(しゅうそうれつじつ)」という言葉が生まれました。権威や刑罰、志などが大変厳しいことのたとえに使われます。「烈日(れつじつ)」は、夏の猛烈な日光のこと。「秋の霜」がいかに苛酷かが、うかがえる言葉です。

 「実」 団栗(どんぐり) : 楢(なら)、檪(くぬぎ)、樫(かし)などの小さな木の実、古くは飢饉のときなどの非常食になったそうです。「橡(つるばみ)」とも呼ばれ、布を染めるのにも使ったといいます。「橡色(つるばみいろ)」は地味な色で、身分の低い人の衣服や喪服用。でも、色が褪せやすい紅(くれない)に比べて、いつまでも変わらないいろでした。

「食」 茸(きのこ) :  茸の語源は「木の子」。たいてい親に当たる木の名前がついていますね。「松茸(まつたけ)」 「椎茸(しいたけ)」 「榎茸(えのき)」。ほかにも、舞っているようだからとも、見つけると舞い上げるほどうれしいからともいわれる「舞茸(まいたけ)」。湿地に、地面を占領するように群がる「占地(しめじ)」。茸狩りも秋の楽しみですが、毒茸にはご注意を。

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