花*小紋日記

出張着付師kyoさんの奮闘記

初心者さん着付けの落とし穴

2009-01-19 00:27:45 | 着付け技術
新年早々からお引き受けした「3日間で着物が着られるように」ご要望のお客様のお教室が終了
ふぅ無事に綺麗に着られる様になりました

着付けって終着点がないんです。
綺麗に完璧に着る、自分の個性を活かして着る、手早く着る・・・など目標を作ると一生勉強かも

3日間でどこを終着点にするか色々考えました。
今回は外国でのパーティで着られるとのお話でしたので、やはりただ着るだけではなく、着物を知ってる人が見ても「綺麗に着られている」と思われる着付けを目指してお教室を進めてみました

お客様は3日間という期限もあり、とても熱心にお勉強されていたので1回1回みるみる上手になっていかれました

実は初心者さんにはいくつかの共通点があります。

肩の力を抜きましょう。
裾合わせの時に肩があがって裾が短くなったり帯枕を乗せるときに上手くあがらなかったりするのでリラックスリラツクス

衣紋が詰まらないようにしましょう。
長襦袢の衿あわせに集中しすぎるあまりに、引っ張りすぎてどんどん衣紋が詰まっていきます。衿は体に沿わせる程度に合わせましょう。

半衿をしっかり出しましょう。
着付けに必死になると半衿が着物に隠れてちょっとしか出なくなります。
半襟は1.5センチ~2センチくらい出しましょう。

おはしょりがもたつかないようにしましょう。
着物の右側の衿合わせの時に、しっかりおはしょり部分を折り上げましょう。コーリンベルトはオススメです。

腰紐はしっかり結びましょう。
初心者さんはどうしても、ひもの結び方がゆるめ。腰紐だけは後ろで交差する時にかなりきつーく結ぶように心がけましょう。

帯揚げはきれいに結びましょう。
帯揚げ部分が乱れていると、せっかく着物が綺麗に着られているのに、なんだかだらしなく見えてしまいます。帯揚げは脇からきれいに伸ばしてからきちんと折って、結ぶときはゆっくりとふんわり結んで帯の中に入れましょう。

着付けた後は全身鏡でチェックしましょう。
意外と気づかない問題点が見つかります。自分の着付け姿をしっかり分析しましょう。

ちょっと気をつけるだけで、綺麗に着ることができるので、苦手な所は意識しながら練習してみて下さいね
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